内容説明
1923年に建国したトルコ共和国。革命を主導し、建国の父となったムスタファ・ケマルは、共和主義・民族主義・人民主義・国家資本主義・世俗主義・革命主義という6原則を掲げ国家運営の舵を取った。それから約1世紀、数度のクーデタ、オザル首相の政治改革を経たトルコでは、エルドアンが政敵を排除しながら躍進を続けている。ケマルが掲げた6原則を通して、トルコの百年の足跡を振り返る。
目次
序章 トルコはいま、何を目指しているのか
第1章 トルコ共和国の国家建設
第2章 複数政党制下における混乱
第3章 冷戦期のトルコ外交
第4章 トゥルグット・オザルの時代
第5章 迷走する第三共和政
第6章 公正発展党の台頭とその政権運営
第7章 安定を模索する公正発展党
第8章 トルコと日本の関係
終章 建国一〇〇周年を見据えて
著者等紹介
今井宏平[イマイコウヘイ]
1981年、長野県生まれ。2006年、中央大学大学院法学研究科政治学専攻博士前期課程修了。06年からトルコのビルケント大学に留学、07年から11年までトルコの中東工科大学国際関係学部博士課程に留学。11年、中東工科大学国際関係学部博士課程修了。13年、中央大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程修了。中東工科大学Ph.D.(International Relations)。中央大学博士(政治学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、16年より日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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