- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少女(小中学生)
- > 少女(小中学生)その他
出版社内容情報
アクション作品やサスペンス作品の巨匠という印象が強い和田慎二。しかし、その心の奥に秘めた優しさがあるからこそ、和田慎二の描く作品に読者は惹かれるのだろう。この「クマさんの四季」シリーズはそんな和田慎二の優しさが詰まった心温まる物語。
さらに未収録、未公開の原稿の数々も収録。これまで入手困難だった貴重な傑作選をぜひ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのにゃー
6
白泉社の本を持っているけど「未公開の原稿」に惹かれて購入。和田氏が何度も描きなおした跡、思い入れのあるタイトルだったんだ。2025/02/28
さとちゃん
5
復刻と、初見の原稿、カラーイラストや二色刷りの再録は嬉しいのですが、和田慎二氏が以前「この本はすでに役目を終えたと思います」「版型を変えての出版はありません」と記されていたし、新谷かおる氏のトリビュートイラスト(「あさぎ色の伝説 試衛館の鷹」収録)でも「封印の理由を聞いて納得はしたものの」との記載があるので、複雑な気持ちです。2025/02/23
角
4
和田慎二の作品はわりと読んでいたほうだが、この『クマさんの四季』シリーズは初読。他の人のレビューを読んで、著者の意向で再刊されていなかったことを知ったが、心温まるファンタジーで、著者の別の面を見た思い。著者の意向とファンの思いと、どちらを優先すべきかは難しい問題だが、本書の編集者さんによるあとがきでは、遺族の方の意向を重視されたようだ。しかし傑作選もこれで最終巻。確かに主だったところは再刊されたが、『ピグマリオ』など、長編がまたどこかで再刊される可能性はあるのだろうか。2025/05/06
直人
4
和田先生のファンタジーものでの最高傑作だと思う。 どうしても先生の話だと『銀色の髪の亜里沙』『大逃亡』『スケバン刑事』あたりが有名ではあるんだが,実はこういう優しい話も多い。 もっとも,あのサキでさえ「守られる側にいたとしたら,どれだけたおやかだったろう」なキャラである訳だし。 この『クマさんの四季』は,どのエピソードも心温まる。 和田先生が亡くなられたのが2011年。 もう15年近くが経つ訳だ。 そして和田慎二傑作選も,この『クマさんの四季』で終わり。 もっともっと先生の描く話を読んでいたかった。2025/03/18
-
- 和書
- こずえちゃん