光とともに・・・ 〈１１〉 - 自閉症児を抱えて

戸部けいこ

秋田書店（2007/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 257p／高さ 20cm
• 商品コード 9784253105811
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[鷺@みんさー]

できれば全国の小学校の図書室に置いて欲しいと切に願う名作。絵はとても綺麗な典型的な少女漫画絵だが、内容は真摯で、重く、けれど明るい。自閉症として生まれた長男、旦那との喧嘩、姑との争い、学校からの拒絶、心強い友人たち。そしてなにより、自閉症児に対する、具体的な対策・対応が様々に載っていて、丹念な取材を重ねた著者の強い意志が感じられる。当事者や家族は勿論のこと、「関係ない」と思ってる人にもぜひ一度読んで欲しい。ずっと成長を楽しみに読んできたが、作者急逝のため、未完。残念な限り。近年はアスペルガーなども登場した

[takaC]

そりゃ、生きていれば光に関係ないことも色々巻き起こりますわね。

2011/06/11

[フキノトウ]

光や花音ちゃんも見て仕事して、病気の母のサポートと父へのフォロー幸子奮闘の巻でした。爆発しても分かりあえる家族がいてよかった。

2020/08/18

[紫陽花]

光くん、中学生に。バスの中で隣に座った知らない女性の髪の毛を触って、女性は大騒ぎに。成長とともに教えていくことの内容も広きに渡り、それを１つずつ乗り越えていく先生や両親は本当にすごいと思いました。そんな中、幸子の母が入院。子育てはそうでなくても体力勝負なのに、頑張る幸子に本当に頭が下がる思いがしました。

2024/05/17

[Aya]

【図書館】中学生になった光くん。理解のある中学に入れてよかったなとつくづく思う。やっぱり先生の対応は大切。その時は許されても学校外に出たときには許されないことはいっぱいあるだろうし…。今回は障害者の兄弟や家族にスポットを当てた巻。義母の言葉はきついけど、こういう考え方の人は多いんだろうな…。ラストのコラムも読んでるとリアルな家庭事情が伝わってくる。

2015/04/20