内容説明
生後6年もの間、家に閉じ込められていた少女を救うべく、虐待ケアへの挑戦が始まる…!!トイレに行けない、着替えられない、クレヨンやハンバーグを知らない…。母親の愛を受けられなかった少女・舞のトラウマを癒すことはできるのか!?子ども病院の児童精神科医、保育士、教師が、それぞれの分野の知識をフル活動させ、立ち向かっていく。
目次
第1話 わたしを育て直して
第2話 入学
第3話 私はばかです
第4話 扉のむこうへ
最終話 出発
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
90
生後6年間家に閉じ込められていた少女。「みどりの森心の医療センター」で、この酷い虐待を受けた少女に児童精神科医、保育士、教師、看護師、心理士が、何に重きを置き、寄り添い励まし愛を注いだかが描かれる。トイレに行けない、着替えができない、クレヨンやハンバーグを知らない少女。何より、自分が愛され慈しまれ誰かの喜びになる人間だということを知らず6年が経った傷は深い。加虐側の母親へ寄り添う優しい目がある。反面、膿んだ傷を抱えたままの被虐児を集団処遇の施設に放り込む国の施策への警鐘も盛り込まれる。重量のある本だった。2016/10/10
ルナうさぎ
3
救いの手を差し伸べても、心に受けた傷は計り知れず。その人の一生に影響を与えてしまう虐待…2012/02/09
gachin
2
大変な事例には変わりないのだが、普通の子供の心理発達が数年後ろにズレているだけにも見える。虐待の理由やその防止についてはたいして描かれてないので、「子供か成長して良かったね」という物語にしか見えない。そして本当に大変なのは、傷を抱えたまま成人し、成人レベルの暴力と権力を振り回す段階だと思うが、そこは完全にノータッチ。2020/08/11
こばまゆ
2
虐待を受けた子の傷は、はかりしれなく、その後の人生にも、つきまとうものかもしれない。けれど、それでも回復の道は閉ざされていないと信じたい 2014/03/13
月花
1
結果が平和過ぎて死んだ。私は母親に成人してまで支配され、金蔓にされ、男の元に置き去りにされ、監禁強姦でDIDになるほど虐げられてどうにか逃げ出したことを幸せだと思っていただけに、見守られ、引き取られ、バイトもできるという結果に正直、お涙頂戴はこの程度かと思った。2015/03/15