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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シンクウ
5
(再読)世界の果てのごみ捨て場、そこに在るモノは全て終わったもの、それらは何にも私を傷つけない。そう、そこはまるで、ヘブン…。幾億もの失われた小さな子供たちが置き去りにした友達、子猫の世界、奇蹟を誘う魔法の言葉「想像してごらん」、ドアを開けば失うパラダイス、けれど…「それ 開けてかなくちゃね 生きてくとかって たぶん そゆこと」。時々無性に読み返したくなる、私的に深く思い入れある作品。鈴木志保さんの作風並びに観点の安定感は凄い。読んでいて度々戦慄だか鳥肌が走る程に感銘する。まさしく救済の一冊。ハレルヤ。2010/10/12
斑入り山吹
4
むかし『船を建てる』を買ったが1巻で挫折しました。あまりにも透明で哀しいから。それから20年近く経って何か変わったか?それとも?と思い手に入れた。相変わらず絵も話も綺麗で辛いですが、でもこの話はちゃんと読めた。これ以上突っ込まないでね、ってところでやめているし、わたしも歳をとって許容範囲が広がったからか?この人はもうこの路線しかないです。マイベストには出来ないけれど、オンリーなのが得がたく、偉いです。誰にでもお薦めできるわけではないが、この話が届く人には絶対必要なんだと思います。2011/09/18
かおる
3
マンガのコマ降り送りの常識をぶっ壊してくれたマンガ。買って9年は経っているから初版本。文学的過ぎてわたしのトリアタマでは難しいマンガだが、線が洗練されていてとても絵が美しい。2014/07/23
ネロ
3
「 ごらん、これが 世界だ 」...鈴木志保さんの作品には共通して書かれる言葉です。祈るような、厳かな言葉が美しい。けど難しい〜!難解だけどクセになりますね。チェシャねずみのまんまるな目がすごくコワい..2011/10/27
たらこ
3
間の取り方と2ページ毎の画面構成がうますぎる。作者独自の世界観が広がりすぎてるので、ものすごーく好みがわかれそう。2010/10/22