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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
78
題名通り、ブラック・ジャック40周年記念のピノコトリビュート漫画集。今の漫画家に疎い私には同人誌に思える瞬間もあったが、楽しく読了。ブラック・ジャックは大好きな漫画だ。ピノコは主人公級の稀有なキャラクターである。私はスケベだが、時々この世にセックスなんて無ければいいのにと思う。無ければもっと心が好きな理想のパートナーに出会えるはずだと思う。ピノコは哀しいほど理想的な奥さんである。だからコミカルなのにいつも胸を撃つ。そのハンディキャップ故に届かない想いごと魅力的である。ピノコの叶わぬ夢は誰かを暖めている。2016/04/27
ぐうぐう
27
『ブラック・ジャック』の連載が始まって40周年を記念したトリビュート本。『アッチョンブリケ』というタイトルが示す通り、ピノコをクローズアップした内容だ。手塚漫画の中でも、ピノコほど複雑なキャラもいないだろう。それでいて、キュートさを振り撒くのだから、パロディやオマージュ熱を煽る、愛すべき最高のキャラなのだ。収録作で印象的なのは、ふみふみこの「ふしぎなピノコ」。メルモの不思議なキャンディでピノコを大人の女性に変身させるのだ。なるほど、この発想は思い付かなかった!2013/12/13
シルク
23
手塚治虫『ブラック・ジャック』――名作だ。間違いなく。ただわたくしは、この作品との付き合いはまだ日が浅い方だ。こどもの時から作品の存在自体は知っていたけど、なんやら恐ろし気で読んだことはなかった。学生の時、部活の合宿で泊まった山奥の民宿に、ブラックジャックと火の鳥が全巻揃っていたのだよなぁ……・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・ 1日8時間超の稽古で、部員全員疲労困憊。時間があれば昼寝していたのだけど、手塚治虫本を発見してからは目こじあけて白目剥きつつ、全員必死でブラックジャックか火の鳥か読んでた。2017/06/21
Yukiho Akechi
21
『ブラックジャック』の40周年記念アンソロジー。種村有菜先生が手塚先生ソックリの画風で描いてきたりとか、原作のように他の手塚作品の人物が出てくるスターシステムを採用してたりとか、各作品からすごく原作愛を感じます。諸先生方の描かれるピノコとBJ(時々キリコ)の関係性に胸キュン。やっぱBJかっこいいわ〜。原作も読み返したくなること間違いなし。それにしても、作者がお亡くなりになって結構経つのに、ここまで愛され、かつ色々な人によって新しい物語を紡がれていることに、この漫画の偉大さを改めて感じます。「先生愛ちてゆ」2014/07/22
naji
18
ピノコのかわいらしさが前面に出ている、たくさんの作家さんが描いた4作品短編集でした。昔読んだことのあるような手塚オリジナルのブラック・ジャックに作風が非常に近いものもあり、懐かしむように楽しめた!!また、東北震災地での一話が中に盛り込まれていたりと、心温まるものも!2014/06/22