感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zero1
43
この巻は「人生という名のSL」が目玉。私はシリーズ最終話だと解釈。SLが牽引する客車に乗るBJ。車掌は元スリ。この列車は行きだけで帰りがないと話す。元恋人の如月やキリコ、恩師の本間が登場。【医者は人をなおすんじゃない 人をなおす手伝いをするだけだ】は屈指の名言。そして最後に登場するのは…。⚕️他にも名作「ハローCQ」も。不良と教師を描いた「話し合い」やメスを持つ手が震えるBJの危機を山田野が救う「けいれん」。島育ちの少年が成長する「青い恐怖」など収録。何度目かの再読だが色褪せない作品たちを今回も堪能。2024/04/04
リッツ
27
結末に涙腺緩むことしばし。そして最終回?と思われる『人生という名のSL』がラストにあるけれど、12も手元にある?この単行本の収録ランダムだからかな。2024/05/02
gtn
20
「とざされた記憶」の章。主人公のトキワ荘の家主ように、今もご存命の方の中には、戦時中の記憶に苦しむ方もいるに違いない。傍目には好々爺に見えても。2023/07/24
reeree
15
[http://mediamarker.net/u/reeree/?asin=4253099793] ・「けいれん」 ・「こっぱみじん」 ・「命のきずな」 ・「とざされた記憶」 ・「犬のささやき」 ・「昭和新山」 ・「雪の訪問者」 ・「がめつい同士」 ・「話し合い」 ・「ポケットモンキー」 ・「ハローCQ」 ・「青い恐怖」 ・「戦争はなおも続く」 ・「人生という名のSL」 「人生という名のSL」は最終回みたいな話だ。 実際はブラックジャックは未完だと聞いたので最終回のつもりで描かれたものではないんだろう2015/11/20
海恵 ふきる
13
ずっと読みたかった『人生という名のSL』収録巻。夢の独特な違和感を紙面にそのまま落とし込むとは。『けいれん』で「ひとりではできません!!」と弱音を吐く先生が新鮮。『戦争はなおも続く』がずっしりと重く残った。2019/08/27