出版社内容情報
夏の山で出会ったおこじょが、冬になると毛が白くなると知った男の子。気になって手紙を書いて、窓辺にとまったすずめにとどけてとお願いしてみると、くわえて飛んでいってくれた。でも、手紙が重すぎたすずめはからすに手紙をわたし、からすはおこじょの居場所を知らないのでどぶねずみにわたし、どぶねずみは大きな川がわたれないのでたぬきにわたして…。いろんな動物たちができるところまでつないで手紙を運んでいくお話。
内容説明
なつやまでおこじょにであったぼくは、ふゆをまえにけがしろくなったかしりたくて、おこじょへてがみをかいた。すると、すずめがくわえてとんでいって、からす、ねずみ、たぬきと、どうぶつたちがリレーのようにてがみをはこんでいって…。
著者等紹介
カイズケン[カイズケン]
1977年生まれ。東京芸術大学デザイン科卒業。画家・イラストレーター。生き物や物語などをモチーフとした絵を多く描いている。ひめゆり平和祈念資料館の「アニメひめゆり」原画や、2021年にリニューアルした展示イラストなどを手がける。2024年に国立ハンセン病資料館での絵画展を行う。同年、宮沢賢治の童話や詩を題材とした作品制作と、戦争やハンセン病に関わる活動が評価され、第34回イーハトーブ賞奨励賞を受賞。また「よたか堂」として、一箱古本市などのイベントに出店している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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naolog
7
図書館にて。最後に到着するのがオコジョなだけで、色々な動物をリレーしていく流れは子ども向け話でよくあるもの。2025/06/11
飴
2
書影でも充分優しい印象だけれども、実際に手に取ってみると、水彩の水ひたひたにした様な筆の点描が、遠目でみるより読み手全体を包み込む感じ。不思議な画面の力を感じました。おこじょの体の色が、かわったところも、ハッとしました。2年生教科書下のA・ノーベル/お手紙の単元で、読みきかせしようかなあと思いました。2025/05/18
Y
0
★★★★★2025/05/23