出版社内容情報
ハリネズミのチクリン警部のところに「金の冠をいただく」と挑戦状がとどいた。カメレオンどろぼうのドロンからだ。体の色を変えられるドロンは、だれにも知られぬ間にどこへでも忍びこみ、お宝を盗む。チクリン警部は美術館の守りをかためたけれど、ドロンは絵や彫刻の中に身をかくし、金の冠に近づく。ところが……。ドロンとチクリンたち警察の追いかけっこがゆかいなお話。ドロンが姿を消す場面では、絵さがしも楽しめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
29
遠い方の新着棚で。苅田さん大好き♪ 今回も、楽しいお話だった。体の色を変えられるドロンは、世界一の大泥棒。ハリネズミ警察のチクリン警部に、予告状を送りつける。さあ、ふたりの対決はいかに?! いい勝負の果てに、思いがけない展開があり、ビックリ! 今後のドロンの活躍が楽しみ♪ 絵は伊藤夏紀さん。どいかやさんの「ようこそ! ティールームことりへ」などを担当。探し絵要素もあり♪2020/08/03
ヒラP@ehon.gohon
27
自分の色を自由に変えられるカメレオンのドロンさん、絵の中のどこにいるのかを探すことが楽しめるくらいに、背景に同化しています。 その技は、泥棒としてよりも探偵になったほうが発揮できるのでしょうか。 みごとな転身物語でした。2022/09/01
ほんわか・かめ
21
ありきたりなカメレオンのおはなしか?と思ったら、後半の展開とオチがイイね!与えられた能力は良いことに活かしましょう(*^^*) 絵探しも楽しめます。〈2020年/あかね書房〉2020/07/11
たーちゃん
16
息子は「ほら、捕まっちゃったじゃーん」と言っていました。2023/06/02
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
ハリネズミのチクリンけいぶのところに届いた挑戦状は、カメレオンどろぼう・ドロンからのもの。体の色を変えられるドロンだからこそ、誰にも見つからずどろぼう出来るのだが、ドロンよりもすごいおおどろぼうが現れ…。隠れているドロンを探しながら読むのも楽しい。2020/08/06