出版社内容情報
ゴリラのとうちゃんは、森のおくでくつやをしている。みんながあるといいなと思うくつを作ってくれるので、いつもお客さんがいっぱい。チーターには早く走れるくつを、シロクマには氷の上でも冷たくないくつを、キリンには足が長く見えるくつを作り、みんなは笑顔に。それを見ていた息子のゴリラがうらやましくなって、自分のほしいくつをとうちゃんにお願いすると……。仕事を通して、父と息子の関係を描いた絵本です。
谷口智則[タニグチトモノリ]
著・文・その他
内容説明
もりのおくにゴリラのくつやがありました。「あったらいいな」とおもうくつをぴったりつくって、どうぶつたちをえがおにしています。それをみていたこどものゴリラはうらやましくなって、じぶんのくつもおねがいしますと…。仕事を通じて、父と子をえがいた絵本!
著者等紹介
谷口智則[タニグチトモノリ]
1978年大阪府生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。20歳のときに独学で絵本を作りはじめる。フランスやイタリアで絵本を出版。テレビや雑誌、企業広告や商品パッケージなどでも活躍している。『くいしんぼうのクジラ』(あかね書房)で、第9回ようちえん絵本大賞調査広報委員長賞授賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
295
谷口智則・作(文と絵)。くつ職人のとうちゃんとぼくのお話。とうちゃんはお客の求めに応じてどんなくつでもつくる。チーターさんには、はやくはしれるくつ、しろくまさんにはこおりのうえでもつめたくないくつ、といった具合に。ぼくがほしかったのは、そらをとべるくつ。絵は荒い地のキャンパスに絵の具を濃く塗り重ねる手法。力強く、デザイン的にもいい感じだ。ハイライトは最後の2ページに。空色のくつのぼくと、とうちゃん。暖かい気持ちになる絵本。絵の力が大きいか。2024/05/27
☆よいこ
54
もっと早く走れるくつ。氷の上でも冷たくないくつ。足が長く見えるくつ。父と子の絵本。空を飛べるくつはとても素敵だった。2018/12/22
yomineko@ヴィタリにゃん
53
読み友様からのご紹介本です📚ゴリラ大好き🦍ゴリラのお父さんは腕の良い靴屋さん。動物の個性に合った靴を製作!みんな希望通りの靴を履いて大喜び😊僕は空が飛べる靴がほしいなぁ~と言うと、お父さんは・・・😊😊😊オススメです🦍👟🦍👟2024/06/08
ぶんこ
51
ゴリラの父ちゃんは靴屋さん。どんな動物のリクエストにも応えてくれます。そこで子ゴリラがリクエストしたのは?父ちゃんの柔軟な発想が素晴らしい。子の夢を叶えてあげたい気持ちと行動にウルウル。私も父にやってもらったのを思い出しました。2025/02/05
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
50
森の奥にあるゴリラの靴屋さん。お客さんの要望に応えた靴を作る腕前。それをそっと見守り、お父さんを誇りに思う子供のゴリラ。最後のオチは笑えます。谷口さんの味のある絵がいい。2020/03/10