出版社内容情報
大陸から戦乱をさけ日本列島に上陸した人たち(渡来人)は、縄文人との戦いをこえ、融和し混じりあい、“日本人”が生まれた。
小学校高学年以上向き
内容説明
縄文時代の終わりころ、およそ2600年前から2500年前に、中国から戦乱をさけ、日本列島に上陸した人たち(渡来系弥生人)は、すすんだ水田稲作の技術と金属器をたずさえていました。その人びとは日本列島に勢力をのばし、各地に大きな集落をきずいていきます。そのため、縄文人たちとの対立や戦いがおこります。しかし、やがて縄文人と渡来系弥生人たちは、戦いをこえ、おたがいに混じりあっていきます。こうして、“日本人”が生まれた激動の時代をとりあげています。
目次
日本列島にあらわれた新たな人びと
西方をむく人骨の群れ
勢力をのばす渡来系の人びと
戦争にそなえた弥生の集落
大阪平野に進出した渡来系の人びと
共生する縄文系と渡来系の人びと
混血から生まれた「日本人」
著者等紹介
馬場悠男[ババヒサオ]
国立科学博物館人類研究部長。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授(併任)。1945年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。専門は形態人類学。人類の進化や日本人の起源を、身体の形態と機能との関係から研究
小田静夫[オダシズオ]
東京大学総合研究博物館協力研究員・東京大学教養学部非常勤講師。(元東京都教育庁)。1942年東京生まれ。1965年国学院大学卒業、1970年明治大学大学院修了。専門は先史・黒潮圏考古学。70年代に東京の旧石器遺跡の大規模調査を基に日本の旧石器時代編年を確立、遺跡調査に自然科学的手法を本格的に導入した
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