出版社内容情報
およそ1万年前、中国の長江下流で始まった米作りは、改良され、2千5百年前北九州西部に水田稲作として伝わり、生活を変えた。
小学校高学年以上向き
内容説明
およそ1万2000年前、中国の長江中流域ではじまった稲作は、しだいに改良され、下流域など各地にひろがっていきました。そして、およそ2600年前、北九州西部に水田稲作として伝わりました。水田稲作は縄文人の生活を大きく変化させていったのです。ところが、ずっと古いおよそ6000年前に、米が日本列島に伝わっていたあとが見つかったのです。日本列島に稲作が本当に伝わってきたのは、いつだったのでしょうか。イネ伝来の1万年のなぞをとりあげています。
目次
日本人と稲作のかかわり
長江流域ではじまった稲作
稲作はどのようにひろがったか?
日本列島に伝わった最初の稲作
中国で水田稲作がはじまった!
水田稲作をまなぶ縄文人
日本列島最古の水田あと
本州最北でも水田稲作が
著者等紹介
馬場悠男[ババヒサオ]
国立科学博物館人類研究部長。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授(併任)。1945年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。専門は形態人類学。人類の進化や日本人の起源を、身体の形態と機能との関係から研究
小田静夫[オダシズオ]
東京大学総合研究博物館協力研究員・東京大学教養学部非常勤講師。(元東京都教育庁)1942年東京生まれ。1965年国学院大学卒業、1970年明治大学大学院修了。専門は先史・黒潮圏考古学。70年代に東京の旧石器遺跡の大規模調査を基に日本の旧石器時代編年を確立、遺跡調査に自然科学的手法を本格的に導入した
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