スクラッチ

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  • サイズ 46判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784251073129
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

コロナ禍で「総体」が中止になったバレー部キャプテンの鈴音。美術部部長の千暁は出展する予定の「市郡展」も審査が中止。「平常心」と自分に言い聞かせ「カラフルな運動部の群像」の出展作を描き続ける千暁のキャンバスに、鈴音が不注意から墨を飛ばしてしまい…。コロナ禍で黒く塗りつぶされた中三の夏。そのなかでもがきながら自分たちらしい生き方を掴み取っていく中学生たちの、疾走する”爪痕”を描く物語。

内容説明

コロナ禍でバレーの「総体」が中止になった鈴音。出展するはずの「市郡展」の審査がなくなった千暁。それでも「平常心」と言い聞かせ、出展作の「カラフルな運動部の群像」を描き続ける千暁のキャンバスに、不注意から鈴音が墨を飛ばして…?コロナ禍に立ち向かうすべての人に贈る、疾走する魂の物語!

著者等紹介

歌代朔[ウタシロサク]
1975年、東京都に生まれる。図書館司書、保育士として勤めながら、創作活動を続け、デビュー作『シーラカンスとぼくらの冒険』(あかね書房)で第41回児童文芸新人賞受賞。その後愛媛県に移住。現在、小中学校で子どもたちの学校生活に関わりながら、作品を書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美紀ちゃん

105
2020年。世の中が急に変わってしまった年。学校行事も委員会も大会も部活もその他色々なことが中止。実際、生徒達がかわいそうすぎて涙が出る場面が何度もあった。みんな耐えていた。見てきたのですごくわかる。絵で戦う!ワクワクする感じ。負けない絵を描きたい。美術部の先生、とても良い先生。そして県展で入賞した千暁の絵を見に行った家族が素敵。お父さんもお母さんも泣くほど千暁の絵を褒めて感動して、いい両親。そこで泣けた。進路とか将来のこと、不安だけど、今出来ることを信じて頑張って進んで行くしかないよね。爽やかな読後感。2022/08/17

☆よいこ

86
YA。コロナ禍ど真ん中の中学生の話▽バレー部主将の鈴音(すずね)は大会が中止になり大ショック。猪突猛進、猛獣と例えられる鈴音はこの憤りをどこに向けたらいいのか、近所に住む千暁(かずあき)にも愚痴をこぼす。美術部部長の千暁は市郡展覧会の審査が中止になりモヤっていた所に、鈴音から言いがかりをつけられお互いに無視しあうようになる。美術の授業の片付け中に、不注意で千暁の絵を汚してしまった鈴音は、猛省して謝るが、千暁はその絵を真っ黒に塗りつぶしてしまう▽コロナと水害被害。どうしようも無い事態に抗う中学生の物語。良本2022/08/16

chimako

80
何度も目頭が熱くなる。コロナ禍に黒く塗りつぶされた中学生活最後の1年。運動部の大会はなくなり、地元の美術展もなくなり、やる気も練習のモチベーションも製作意欲も下がりっぱなし。そんな中で緩く生徒たちに声をかけ続ける先生やコロナ禍前と同じ様に熱血の先生が生徒を支える。たまたま話しかけた事で友人になる同級生、新たな進路を見つける親友、本当に描きたかったものを描く友人、自分は自分ときっぱり前進するバレー女子。水害で家を失った家族の思いやそれを越えた新たな一歩。主人公の言葉遣いが気になりながらも一気に読ませるYA。2023/06/19

ゆみねこ

72
2020年の中学生たち。突然のコロナ禍で懸命に打ち込んできた部活の対外試合も、絵画のコンクールも無くなり絶望感に襲われながらも前に進み成長してゆく彼らの姿に感動!バレー部の鈴音と美術部の千暁の視点で交互に語られるストーリーは、同世代の中学生にも読みやすいのでは?歌代朔さん、初読み。2023/07/05

papapapapal

61
自分たちが暮らす田舎町にコロナ患者はひとりもいないのに、中学生活最後の総体が中止になり呆然とする女バレ部長の鈴音。同じく市郡展審査も体育祭展示もなくなり、制作途中の作品との向き合い方が分からなくなってしまった美術部部長の千暁。沢山の我慢を強いられた中3生たちの、最後の夏休みの成長を描く。あんな状況でも真っ直ぐ成長してくれた子どもたち。同じ年頃の子を持つ親なので…序盤から色々思い出して泣く。あの頃のモヤモヤとイライラと不満と不安を描き出してくれた本作、YA本ではあるけれど、大人にも是非読んで頂きたい。2022/09/03

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