出版社内容情報
クジラの歯に彫られた地図を頼りに、宝探しの旅に出たジンゴ。謎の紳士とともにアメリカを横断して見つけたものとは。
小学校中学年以上向き
内容説明
追いはぎにあったり、難破したり…。波乱に富んだ旅の末に、少年ジンゴが手に入れたのは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
80
孤児院に預けられていた少年ジンゴは、宝の地図がほってあるというクジラの歯を手に入れる。父親と名乗る男と旅に出るが追いはぎにあったり、難破したり。波乱万丈の宝探しの旅。児童書らしい、少年が主人公の冒険小説。訳者あとがきで、「宝島」との類似を指摘していたが、実際読んでみると確かに面白さの質が似ている気がする。少年視点の語り口で、お宝の地図が出てくるとワクワクするね。旅の道中を共にする、ピーコック=ヘムロック=ジョーンズ氏が正体不明ながらもカッコイイ。終盤である真相が明らかなると、作品の印象が違って見えてくる。2021/02/27
ちぐ
34
大人が読んでも楽しめるジンゴ少年の冒険物語。宝探しの旅だし、途中で様々な危険にあうも乗り越えていくし、一緒に旅するのは正体不明の男で、二人の関係にも興味がわくし。楽しめる要素がたくさん詰まっていた。ジンゴみたいに大冒険が出来る子はたくましくてカッコいい!2015/02/07
ほりん
29
ボストンの孤児院で育ったジンゴ。孤児院の院長や煙突掃除の親玉にこき使われていたが,突然,彼を引き取りたいという謎の紳士が現れる。紳士の正体がわからないまま,この男とジンゴは,メキシコへと宝探しの旅に出ることになる。賢くて勇気もあるジンゴ。しかもちょっと意地っ張りなのがいい。それは辛い環境で生き残るための知恵でもあったのだろう。相棒(?)の紳士(?)もなかなか魅力的。二転三転の冒険旅行にドキドキした。2015/06/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。時代は19世紀中頃、アメリカのボストンからメキシコまで、孤児院育ちの少年ビンゴの宝さがしの冒険旅行。ユーモラスでハラハラドキドキするけれど、サラっと人身売買(ジンゴが売られる)されてます(;^_^A2019/11/04
Totsuka Yoshihide
14
S.フライシュマン作、渡邉了介訳、佐竹美保画、(1995)、『ジンゴ・ジャンゴの冒険者旅行』、あかね書房。孤児院に預けられていた少年ジンゴが、宝の地図が掘ってあるクジラの歯を手に入れる所からはじまる。父親と名乗るピーコック=ヘムロック=ジョーズ氏のカッコ良さがたまらない。ジプシーの生活文化が描かれていて興味が湧く。スカーロック将軍や強欲なダガット院長など悪役なのに何処か憎めない登場人物が◎。顔のない肖像画、リバースワン号の航海、スズメバチの襲撃、流砂、馬レースなど次から次へと巻き起こるストーリーが面白い。2025/04/08
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