出版社内容情報
「あのね、あたしたち、いま、魔女の家につかまってるんだ。」レンゲ畑のまんなかで、見知らぬ女の子が悦子にうちあけました……。
小学校高学年以上向き
内容説明
魔法のような毎日を生きる子どもたち。「あのね、あたしたち、いま、魔女の家につかまってるんだ。」レンゲ畑のまんなかで、女の子が悦子にうちあけました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
54
私の子供の頃より少し前のお話。なつきちゃんは無愛想でつっけんどんだけど、悦子ちゃんのとっても良いお友達になれて良かったです。なっちゃんの、弟なんて欲しくなかったって気持ち とても分かりました。子供の頃、私も妹なんて欲しくなかった と思ってたから・・・。もう会えない?と思ってたけど ちゃーんと願いが叶って なっちゃんが転校生として戻って来て じんわり私まで嬉しくなり 最後まで読んでポッカリ気持ちが暖かくなれました。富安さんのお話 また読んでみたいです。2016/11/27
はる
40
二人の少女の友情の物語。富安さんの少女時代がアイデアのヒントということで、昭和40年代が舞台です。派手さはありませんが、さすが富安さん、魅力的な作品となっています。昭和の雰囲気が色濃く漂う展開に懐かしさを感じました。れんげ畑、そういえばもう見ないなあ。2015/09/03
深青
21
優しくて、じんわりと暖かくなるお話でした。最初、なっちゃんがとても突っ張った感じを受けました。だけど、その理由がわかってくるとすんごい共感出来るんだよなぁ。なっちゃんもえっちゃんもお互いかけがえのない友人に出会えて良かった。えっちゃんの祈りもなっちゃんが教室でこっそり渡したお手紙もとても素敵で可愛らしい。2015/04/21
海(カイ)
16
【図書館】とても楽しい “秘密の友情物語” です!こんな友達がいたらいいなと思いながら読んでいたら、自分が小学生に戻った気分になっていました。富安陽子さんがますます好きになりました。次はどの作品を読もうかな?2017/06/05
紅
14
再読。ちょっと昔のある町で2人の女の子が出会って仲良くなる…それだけの話なのだけど1つ1つのエピソードがあたたかでとても好き。よもぎだんごをつくるとか、誰も住んでいない洋館を秘密基地にしちゃうとか。現代ではなかなか手に入らない きらきらを詰め込んだような本だと思う。2011/11/04