出版社内容情報
瀬戸内海の入り江に浮かぶいかだ、コッパ養魚天国は、若き社長がはじめたばかりの養殖場です。唯一の社員は、ネコのG氏。仕事はいかだに寝泊まりしてタイの餌を守ること。そこにあらわれるのは、ネズミやカラスやサギ、子猫たち。それから税務署長や獣医さん、パン屋さん、魚どろぼうまで。大切なタイを無事に出荷するまで動物も人もさあ大変! 港町でくりひろげられる、猫のG氏にふりかかる冒険の数々とは!?
内容説明
瀬戸内海の島の入り江に浮かぶコッパ養魚天国では、わかき社長とゆいいつの社員、ネコのG氏がはたらいています。はじめてのタイの出荷まで、もうすぐ。にんげんもネコもおおいそがし!
著者等紹介
山下明生[ヤマシタハルオ]
1937年東京都生まれ。瀬戸内海で幼少年期を送る。京都大学文学部仏文科卒業後、児童書編集を経て作家になる。海育ちの海好きで、海を舞台にした作品が多く、『海のコウモリ』(赤い鳥文学賞受賞)、『カモメの家』(野間児童文芸賞、「路傍の石」文学賞、日本児童文学者協会賞、赤い鳥文学賞、赤い鳥さし絵賞受賞)、『ガラスの魚』(いずれも理論社)は、自身の体験をもとにした島の三部作。『海のしろうま』(野間児童文芸賞新人賞受賞・理論社)、『はんぶんちょうだい』(小学館文学賞受賞・小学館)、『まつげの海のひこうせん』(絵本にっぽん賞受賞・偕成社)など作品多数。翻訳もてがけている。2004年紫綬褒章受章
高畠那生[タカバタケナオ]
1978年、岐阜県生まれ。東京造形大学美術学科絵画専攻卒業。2003年、『ぼく・わたし』(絵本館)で絵本作家デビュー。『カエルのおでかけ』(日本絵本賞受賞・フレーベル館)、『うしとざん』(産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、小学館児童出版文化賞受賞・小学館)『おきにいりのしろいドレスをきてレストランにいきました』(渡辺朋・作 日本絵本賞受賞受賞・童心社)など作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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