出版社内容情報
大好きなアカシア書店の児童書コーナーが減らされる!? 大地は仲間といっしょに大奮闘!本と本屋さんへの熱い想いにあふれた物語!
【著者紹介】
濱野京子・作:熊本県生まれ。早稲田大学卒業。『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で坪田譲治文学賞受賞。その他の作品に『竜の木の約束』(あかね書房)、『くりぃむパン』(くもん出版)、『しえりの秘密のシール帳』(講談社)、『碧空のはてに』(角川書店)など多数がある。
内容説明
大地は、読書好きな五年生。ところが、大好きな「アカシア書店」の児童書コーナーが、減らされてしまうかも…。大地は、智也、真衣、琴音と力を合わせてコーナーを守るため、奮闘して―!?
著者等紹介
濱野京子[ハマノキョウコ]
熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』(講談社)でJBBY賞を、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で坪田譲治文学賞を受賞
森川泉[モリカワイズミ]
東京都出身。会社員として勤務後、挿画・イラストを描き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tan
40
おじいさんがオーナーだったり、お父さんが漫画家と知り合いでサイン会を開催したりと出来過ぎ感が否めませんが児童書なのでそれは目を瞑ることに。ただ、そこまで書店にこだわってお小遣いを本につぎ込んでしまう子供があまりにもたくさんいてちょっと過剰表現な感じがしました。夢のない大人目線のコメントで申し訳ないんですが「それなら図書館で借りて読むわ」とか「学校の図書館に入れてもらうよう頼むわ」と思う子供がいないのか?と疑問に思いました。でも、読書リレーは良い発想で学校の図書室でもやってみたいですね。2018/11/10
chiaki
35
大地の地元で唯一の本屋『アカシア書店』。書籍の売り上げは伸び悩み、児童書コーナーの縮小が検討される。その動きを止めようと、大地をはじめとする読書好きの小学生たちが様々なアイデアを出しながら児童書コーナーの盛り上げを図る。サイン会の開催とか祖父が実はオーナーとか出来すぎてるなぁとは思ったけど、その力を借りずに読書リレーやポップ作りなどに奮闘する熱い小学生たちに思わずこちらも熱が入ってしまう!こんな風に読書好きの子が広がればいいな。著者の『ビブリオバトルへようこそ!』も読みましたが、この作家さん好きです。2019/03/26
Aaa
31
妹との二人読み。地元の唯一の書店がもしなくなっていたらどうなっていただろう。私は、読み終えて一番初めにこのことを考えた。本を愛する人たちによって守られた図書館。印象が強かったのは「読書リレー」。機会があれば、学校で試してみたい。2020/08/04
mikipon
24
ちょっとした時間に読むのに児童書はピッタリ。乱暴に言えば『書店ガール』の小学生版?うちもあまり本屋で本を買わないのでちょっと心が痛むなぁ。実在の本と架空の本が混ざっているけど、もっと実在の本を入れて、かつ最後の紹介でもあるとさらに本好きの子供たちに喜ばれると思う。2016/01/23
びすけっと
22
2015年9月刊。お気に入りさんつながり。まちに一軒だけの本屋さんの児童書コーナーが狭くなることに。読書仲間が売れ行き10%増をめざして大奮闘。自ら本を紹介したり、ポップを作ったり、仲間をひろげたり。ちょっと素敵な成功体験。2016/02/02