内容説明
いろはは、ちょっと気が強い。きょうは弟のにほと、けんか。このあいだは学校の友だちに、思わず見栄をはってしまった。でも、あしたはすこしだけ、ちがう自分になれるのかな…?いろはの、すこしずつ変わっていく毎日を、繊細にあたたかく描く物語です。
著者等紹介
魚住直子[ウオズミナオコ]
1966年生まれ。山口県・広島県で育つ。広島大学教育学部心理学科卒業。『非・バランス』(講談社)で第36回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。『Two Trains』(学研)で小学館児童出版文化賞、『園芸少年』(講談社)で日本児童文学者協会賞を受賞
北見葉胡[キタミヨウコ]
1957年神奈川県生まれ。武蔵野美術短期大学卒業。2005年ボローニャ国際絵本原画展入選、2009年『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(小手鞠るい作/講談社)でボローニャ国際児童図書賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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野のこ
32
なんで描かれたのかな?あたたかなタッチの装丁。挿し絵も素敵!姉弟の生き生きとした表情に頬が緩みました。うう、ドアから少しのぞくにほ 可愛すぎる!いろはの小学生らしいワクワクはらはらドキドキの感情がくすぐったかった。いろんな経験を得てそうやって少しずつ成長いくのかなぁ。死んだらどうなる?ってそういえば私も低学年のとき考えてた。私は自分が死んだら頭のなかで考えていることも消えちゃうんだ。って、今そう思ってることもなくなるんだ!とへこんでました(笑)ちなみに次に産まれてくる子の名前はきっとへとちゃんね。2017/11/29
mari
9
私は読んでないのですが、小3長女がいい話だったよ、広報誌で皆に紹介するのによいと思う、とのことでした。2014/10/16
HNYYS
7
図書館本。小学3年生と1年生が生きる・死ぬについて深く考えている部分は大人びているように感じてしまいました。2020/04/24
かのん
7
こどものちょっとしたこと、背伸びをしたり、不安になったり、ちょっとしたことがやけに気になったり、そんなもろもろを丁寧に描いたおはなしだと思います。読んで、よかったなと思えるのにこういうのは感想が難しいですね。2014/11/09
らんどるる
3
読メを見て、魚住さんの話だったので。お誕生日会に呼ばれなかった時の孤独感、泣けないことは冷たいのか、この世は自分が主人公のドラマのように感じるとか、ちょっと心がちくちくしたり、それがちょっとしたことで癒されたり。女の子向かな、と思うがやさしくなれるお話だった。2017/04/16
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