内容説明
四万十川が豊かに流れる高知の町で、小学校最後の春をむかえた翔と親友の正信。町は、お祭り好きの大人たちのおかげで活気があるが、翔たちは、ただ元気に毎日をすごしているだけだった。そんなある日、河川敷でくらす男と出会う…。
著者等紹介
横山充男[ヨコヤマミツオ]
1953年高知県に生まれる。『少年の海』で児童文芸新人賞、『光っちょるぜよ!ぼくら』で、日本児童文芸家協会賞を受賞(ともに文研出版)
コマツシンヤ[コマツシンヤ]
1982年高知県生まれ。マンガ家、イラストレーターとして活動中。2004年に第6回アックスマンガ新人賞・本秀康個人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーちゃん
21
いつも図書館に置いてあって、少し気になっていた本。 読んで後悔はしなかった。 最後が少し感動的😭 小学4年~向けかな2021/02/25
けんとまん1007
13
装丁からも想像できるような、ユース向け(児童書)。そのため、大人が期待しすぎて読むと、ちょっと物足りないかもしれないが、それでも、十分に楽しめる。子どもたちの感情が、うまく描かれている。勇気、思いやり、そんな中で、子どもたちは成長していく。何より、仲間の存在は大きい。そして、それを見守り、時には、いろんな面を見せる大人の存在。この続きがあっても、面白いかも^^2015/09/06
ぷーきん
5
11歳から。26年度埼玉冬休みすいせん図書。小学生駅伝のお話です。楽しく読めました。ただ、駅伝出場を決意するまでが長く、試合が終わってからの後日談が少なくて物足りなく感じました。ホームレスから生活立て直し中の駅伝コーチの恋の行方や、スポーツクラブ所属の同級生達との確執など、色々と気になる事があるのに…小学生の駅伝のお話は珍しいと思うので、そのジャンルが好きな方は楽しいと思います。2015/07/26
ぽれぽれ
2
生活保護の申請が書いてある児童書は、始めてじゃないのかな。男の子向けの本が少ないから、その点はありがたい。タイトルのラストスパートは、私には少し違和感がある。2014/01/26
読書国の仮住まい
1
著者お得意の高知県。 中盤に100キロを走るウルトラマラソンで大人たち、終盤は小学生が走る駅伝となっている。 膨らませる余地はあったので、どちらかに寄せても良かったように思う。 いくつか描写しておきながら、活かし切れていない気がする。2020/02/20