出版社内容情報
孔子は紀元前5世紀に生きた中国の思想家。その言葉などをまとめた『論語』は生きる知恵に溢れています。そんな『論語』のなかの言葉を、孔子の近所に住んでいる犬のワンちゃんが、パンダのパンちゃんに教えてあげます。するとパンちゃんは納得がいかない点を質問し、対話が始まります。対話を通じて、孔子の言葉をもっと深く理解することができます。かわいらしい挿画も満載で、楽しく『論語』を理解することができます。
内容説明
イヌのワンちゃんが、孔子の言葉をパンダのパンちゃんにおしえると…!?ワンちゃんパンちゃんとおしゃべりするように、楽しく読み進めるうちに、深く『論語』を理解することができる本です。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年、東京都に生まれる。『ルドルフとイッパイアッテナ』で第27回講談社児童文学新人賞受賞。『ルドルフともだちひとりだち』で第26回野間児童文芸新人賞受賞。路傍の石幼少年文学賞受賞
佐竹美保[サタケミホ]
富山県に生まれる。児童書を中心に、絵本から長編まで幅広く挿画・装画などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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花林糖
17
図書館本。孔子に近所に住んでいる犬のワン。孔子と弟子の色々な話を近くの林にいるパンダのパンちゃんに教えます。論語をワンとパンちゃんの楽しい会話で論語を説明。佐竹さんの描く挿絵も可愛く◎。2022/08/02
なおなお
11
論語を犬とパンダが日記調に語ってくれる一冊。シンプルで読みやすい。絵は「シェーラ姫」「10年屋」など児童書で有名な佐竹美保さん。こんな可愛らしい動物も描かれるとはびっくり!2023/01/07
けいねこ
8
斉藤洋さんに佐竹美保さんで論語とは、ということで読んでみました。なんでも笹にくっつけちゃうパンダのパンちゃん。それこそ、理解しようという意欲の現れなのかもしれません。孔先生も褒めてくれるはず? さて、私は笹を何に変えて考えようか。2021/08/23
遠い日
5
犬のワンちゃんとパンダのパンちゃんが学ぶ孔子の論語。佐竹美保さんのイラストが楽しさを増してくれます。論語の知識とそのことばを、適材適所で使えたらかっこいいし、言い得て妙なりと、言を尽くさずに指摘できそうです。ワンちゃんとパンちゃんの考察が一生懸命でかわいい。2023/05/29
ばななメロン
3
斉藤洋さんの論語の本、ということで借りてみました。字もまぁまぁ大きく、漢字にルビもあります。 沢山ある児童向け論語の本の中で読みやすく、分かりやすかったです。リズム感が心地よいらしく、論語に興味を持っている息子。興味があるうちに本棚に並べてみた。2022/09/24