出版社内容情報
ベンは、コンピュータ好きの男の子。ある日、ベンと親友のアンディは校庭で青いびんを掘り出した。ふたを取ると中から白いけむりが出てきて…。アスペルガー症候群の少年をめぐる、心あたたまる物語。
内容説明
校庭でみつけた青いびん。なかから出てきた白いけむりは、願いごとをかなえてくれるびんの精?学校も先生も大きらいだったベンの願いごととは。
著者等紹介
フープマン,キャシー[フープマン,キャシー][Hoopmann,Kathy]
オーストラリア、クイーンズランド州、ブリズベーン郊外在住。小学校教師、児童文学作家
代田亜香子[ダイタアカコ]
神奈川県に生まれる。立教大学英米文学科卒業。東京都在住
木村桂子[キムラケイコ]
東京に生まれる。雑誌、広告、版画制作と幅広く活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海(カイ)
16
【図書館】この本は、アスペルガーのことを子供に分かりやすく教えてくれる児童書になっていると思います。参考になりました。2018/03/07
ケニオミ
9
融通が利かなくて言葉を文字通りとってしまうベン。周りの空気が読めなくて自分の都合で話を始めるベン。自分のやり方に拘ってしまうベン。だけど、算数と理科にはめっぽう強いベン。扱いにくい子供だと周りの皆は思っていましたが、ある日精神分析医を訪れることになり、アスペルガー症候群との診断が下されます。物語自体さほど面白くはありませんが、脳の機能障害が原因で、他の人との関係をうまく築くことができないアスペルガー症候群の状況をよく表している本だと思います。社会の一員としてどのように共存を図るのかが問われています。2015/05/03
newpapa
1
アスペルガー症候群の子供の様子を子供に伝えるには良い本だと思った。アスペルガー当事者の子供なら、学力もある程度あるので、4年生ぐらいで読めると思う。 その後、内容がちょっと大人向きではあるが、その子が中高生になったら、ネットフリックスにある「ユニークライフ」を見せるのも、良いと思った。2017/09/02
つかじーにょ
1
修論のためにとりあえずアスペルガー関係の児童文学を読んでおこうということで読んだけど,とてもおもしろくてビックリした!主人公がたまたまアスペルガーだっただけ,という感じ。周りの人たちも,悩みながらベンのことを少しずつ分かっていくようすが良い。オチも好き。2016/04/19
みい
1
図書館。タイトル惹かれと青と聞いて。何か思うことはあった。2014/10/08