出版社内容情報
ブンは、できない逆立ちを「得意」と言ってしまう“イイカッコしい”のこぶたです。ところが…!? 誰もが持っている気持ちをユーモラスに描く絵本。
2歳から
内容説明
「さかだちなら、ぼくとくいだよ。」ブンは、できないさかだちを、そんなふうにいってしまう、いいふりこぶたでした。ところが、あるひ…。だれもがもっている気持ちを、ユーモラスに描く絵本です。
著者等紹介
たかどのほうこ[タカドノホウコ]
1955年、函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)、『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で、路傍の石幼少年文学賞を受賞。『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞を、『十一月の扉』(リブリオ出版)で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。札幌市在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
42
「さかだちなら、ぼく とくいだよ」■あらあら たいへん、どうしましょう? 出来ないことを 出来る!って言ってしまったこと、誰でも一度はあるんじゃないかな。何とかして出来るようにならないと「うそつきこぶた」になっちうよ。■そんなブンを見ていた 仲良しのプータが、とってもいい子♡ お友達の窮地を救う機転が素敵♪ ■この本は、文も絵も高楼方子さん。原っぱの明るい緑と 見返しのお花模様が愛らしくて、明るい気持ち。だれもがもっている気持ちを、ユーモラスに描くかわいい絵本でした ( ' ᵕ ' ) (2003年)2018/11/26
anne@灯れ松明の火
24
「高楼方子。11月の扉を開けよ読書会」にて。ついつい大風呂敷を広げては、大後悔するブン。いいふりこぶた、と自分を責める。でも、必死で練習して、嘘でなくするのだから、実は、がんばりこぶた。でも、それが続くと……。懲りないブンを見ていると、自分に似ている気も? でも、これを友情の話でまとめるところがニクイ。たかどのさん、お話も、絵も、かわいい! それにしても、登録してみて、再読だと気づくって……^^; 恥ずかしい~^^; 2018/11/25
りーぶる
22
いいふり、と言えば聞こえがいいけど、それは嘘なんじゃ・・・と思ってしまう。結局自分のついた嘘のために多大な努力をするので、結果オーライなんだけども。つんつく先生シリーズもイマイチだったし、私はこの作者さんとは合わないらしい。娘はお気に入りのようです。(4歳1か月)2020/07/30
anne@灯れ松明の火
19
「高楼方子。十一月の扉を開けよ読書会」にて。読み聞かせ講座の宿題で、幼児向けで5分以内で読める絵本を探し中。これはいいぞ!と音読してみたら、5分以上かかった(;_;)残念〜! 2018/11/29
anne@灯れ松明の火
10
偶然出会ったのだが、たかどのさんの作品はいつも楽しいので、手に取った。タイトルだけ見ると、ブンは、努力家で立派なこぶたかなと思う。でも、ちょっと違う。ブンは出来もしないことを「出来るよ」と言ってしまう、”ええかっこしい”なのだ(笑) ただし、それがバレるのが嫌で、必死で練習して出来るようになるのだから、ある意味、努力家と言える(^^) 最後には努力でどうにもならないことをまた「出来る」と言いそうになり、こちらまでドキドキさせられるが、ピンチを救われ、ホッとする。子どもも大人も、ブンの中に自分を見るかも?2013/08/02