出版社内容情報
ポケットに入っていた一本のひもから、おかしなことがはじまる――。団地の男の子の小さな冒険を描いた傑作。
小学校低学年以上向き
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
37
けんの ズボンの ポケットには いろんなものが はいってる。ある日、このポケットの おかげで、おかしなことに なったんだ… ■くすっと楽しい絵本を読みました。「the 昭和後期の小学生!」って感じの男の子 けん の、アクシデントだらけな1日のお話です。■この本も、谷川俊太郎さんの淡々とした語りと 和田誠さんの飄々としたイラストが、リラックスしてて いい感じ♪ ■子供が1人で過ごすことで出会えるwonderもあったよなぁ、なんて思っちゃいました ( ' ᵕ ' ) (1976年)2019/10/18
へくとぱすかる
33
いったい何年ぶりの出会いかなぁ。おなら。思い出したころに、へんてこりんな音で書いてある。子どものころ、友だちと読んでいたら、「また書いてある~」って、なぜかそれだけで笑った思い出が。あのころは鉄腕アトムの作詞が谷川さんだってことも知らなかったけど、知っていたら「へぇ~」と思ったはず(おならだけに?)。今読んでみたら、ラジオドラマ「十円玉」とそっくりなパターン。「けん」の方が絵本として、シンプルな雰囲気とことば遊びが楽しい。そして何より和田誠さんのイラストって、すごく谷川さんの絵本にぴったりしてますね。2025/03/05
遠い日
10
けんの不思議な体験。ポケットの中のひもから始まる、物語。思わぬところで繋がっていく世界のおもしろさ。とんでもない事件にも巻き込まれたけれど、転がり出した偶然の連鎖はとまらない。今となっては少し時代を感じさせる表現や言い回しもあるけれど、谷川さんと和田誠さんのコンビで作るこのシリーズの、のびのびした世界観が好き。2016/02/24
yasuyuki suzuki
7
ポケットに入っていた一本のひもから、だんだんと他の物と交換していって最後は拳銃になったんじゃなかなかったかな?団地の男の子の小さな冒険を描いた傑作。和田誠のイラストがとても良い感じでした。私の中で絵本の傑作だと思います。2025/05/05
くるみ
3
何気なく図書館で見つけて、この本持ってた!と思い出したのですが、「おなら」が出てきたようなとしか、内容は思い出せず、読み返しました。やっぱりおならでてきました。ちょっとしたアクセント程度なのに、こんなことしか覚えてない自分。まあ子どもってそんなもんだと思うことにします。 小さい図書館になんでこの本があったのか不思議ですが、ちょっとうれしい再会でした。 いつの間にか実家にはなくなってると思っていたけど、もしかしたら、いとこのうちで読んだのかもと思い出しました。2017/08/02
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