出版社内容情報
氷にもさまざまな顔がある。主に湖にできる氷の成長過程を追いながら、生き物のように変化するようすを調べる。
小学校低学年~中学生向き
目次
近づく氷の季節
霜と霜柱
岸辺の氷
しぶき着氷としぶきつらら
広がる氷のカーテン
川もこおった
氷にとざされた湖
氷の中にさいた花
湖の氷の表面にも霜ができた
氷の上にふる雪〔ほか〕
著者等紹介
東海林明雄[トウカイリンアキオ]
1938年、網走に生まれる。冬期には、オホーツク海に押し寄せる流氷が見える丘の上で育つ。その後、天然氷の上でのスケートがさかんだった釧路に移る。湖の青くて透明な天然氷の上を、はしからはしまで自由にすべって氷と親しむ。1969年、湖の氷の上にテントを張って観測をはじめ、その結果を「科学朝日」「サイエンス」「ナショナルジオグラフィック」などに発表。1974年に、湖氷の研究で、日本雪氷学会賞を受賞。北海道教育大学名誉教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
千尋
10
美しい氷の現象について写真で紹介している本*湖に氷が張って雪が積もった後にできる氷の模様『氷紋』や氷の中から見れる雪の結晶に似た『アイスフラワー』という現象が素敵でした*氷の現象については未だに謎に包まれており、本を読んでいて神秘的な氷の世界に魅力を感じました**2013/01/04
Chilu
5
霜柱に興味を持っていたので、かりました。 結論、私が愉しく読みました。ちびさんは「は?」という雰囲気でした。やはり自然現象は生で感じないとピンと来ませんよね。 もう少し大きくなったら読んで欲しい。2023/03/09
のん@絵本童話専門
1
普段都会に住んでいたらなかなか見られない、自然のままの氷の世界を見せてくれる一冊。しぶきつらら、凍った滝、アイスフラワー、霜の花、氷紋、御神渡り。厳しく冷たくしかし圧倒的に美しい氷の世界を、その理屈と共に見せてくれた!あとがきの詳しい解説部分には、さまざまな氷のでき方と性質、氷と人々の暮らし(氷室、ナウマンゾウのわな)、家でできる実験の紹介が書かれている。2024/02/06
RyoShun
1
南極大陸の氷:地球上の真水全体の69%を占める2021/06/08