出版社内容情報
顔が大きなスイカちゃんは、顔が小さくてかわいいイチゴちゃんみたいになりたい。でも、「お前にゃムリ」と、イガグリくんもみんなも笑う。そんなある夜、お母さんが使っていた顔が小さくなるローラーを見て、やってみたくなったスイカちゃん。でもお母さんはローラーをしまって寝たので、似ているものを持ち出して…。個性豊かなフルーツ小学生が、なやんで考え、がんばるすがたに、思わず「あるある!」と、応援したくなるお話。
内容説明
スイカちゃんは、大っきなかおがなやみ。どうしたら、イチゴちゃんみたいに、小っちゃなかおになれるのかな?みんなはむりってわらうけど…、スイカちゃん、かんがえる!!
著者等紹介
村上しいこ[ムラカミシイコ]
1969年、三重県生まれ。『かめきちのおまかせ自由研究』(岩崎書店)で、第37回日本児童文学者協会新人賞受賞。『れいぞうこのなつやすみ』(PHP研究所)で、第17回ひろすけ童話賞受賞。『うたうとは小さないのちひろいあげ』(講談社)で、第53回野間児童文芸賞受賞。松阪ブランド大使
角裕美[カドヒロミ]
1985年、広島県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。絵描き・イラストレーター。個展、グループ展など、展覧会で作品を発表。また、広告、雑誌、Web、テレビ、商業施設アートワークなどでイラストレーションを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こふみ
21
放送委員さんの昼休み 読み聞かせ候補。絵が見えた方が断然分かりやすいし楽しい本ですね。放送委員さんの読み聞かせは絵が見せられないので・・⤵️。フルーツふれんず、可愛いから是非 絵も一緒に楽しんで欲しいですね。すいかちゃん、いつか小顔になれるといいね(^-^)v。2021/10/27
遠い日
8
幼くても女の子は、女。顔が大きいことを気に病むスイカちゃん。他人への憧れ、自分のコンプレックス。このバランスが崩れて自分を追い込む。いたずら坊主のイガグリ君、意外に男気のある子で見直した。友だちは、いやいやでも付き合ううちに知らない顔を見せてくれるものなんだなぁ。自分への気づきが自信につながる。スイカちゃんの迷いと悩みも、決して無駄なことではなかった。2019/10/07
ねこ
7
顔が大きいのが悩みのスイカちゃんの巻。小顔を目指して、涙ぐましい努力をする。そうね、たしかに挑戦者だね♪2022/05/04
いよの缶詰め
6
コンプレックスをポジティブに考える。なるほど。悪い方向ばかり考えても駄目だ。2020/07/29
頼ちゃん
4
かわいい。でも、こういう悩みはあるよね。2021/06/21