内容説明
もみちゃんは、おとしものをよくする、おっちょこちょいの女の子。一方、学校の前のもみの木通りに立っているもみの木たちには、ひみつの楽しみがありました。そんなもみちゃんともみの木たちに、クリスマスイブの日におこった、びっくり・すてきなできごととは…。
著者等紹介
たかどのほうこ[タカドノホウコ]
1955年、函館市に生まれる。東京女子大学卒業。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)、『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で、路傍の石幼少年文学賞を受賞。『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞を、『十一月の扉』(リブリオ出版)で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。札幌市在住
いちかわなつこ[イチカワナツコ]
1974年、世田谷区に生まれる。女子美術大学卒業。サンドイッチ屋で働きながら、あたたかく楽しい絵本作品を生みだしている。浦安市在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
22
クリスマスのお話としては、変わっていて面白いと感じました。 もみちゃんはどうして落とし物が多いのでしょう。 いたずらなモミの木たちの集めた品物を下げたクリスマス・ツリー、想像するととても愉快です。 絵がちょっとわかりづらいのが残念です。2023/12/19
anne@灯れ松明の火
17
読み聞かせ講座で発表する作品を探して。たかどのさんのクリスマス絵本♪ まあ、予想通り長くて、条件には合わなかったけれど、楽しかったのでヨシ^^ もみの木の設定にはビックリさせられるので、ぜひ読んでみて~(笑) たかどのさんの想像力と創造力には本当に驚かされてばかり♪2018/12/05
anne@灯れ松明の火
12
遠い方の返却棚で。落とし物の天才?もみちゃん。さすがたかどのさん、いいキャラクター(^^)と思ったら、もっとすごいキャラ登場。人々から帽子や服をかすめとるモミノキ!(*_*) 愉快で、明るい、クリスマスストーリー♪2013/12/21
紅花
8
落とし物の多いもみちゃんと、もみの木が、そう来るかぁ・・・さすがたかどのさん!ちょっと意地悪なもみの木も、空想好きの女の子も、たかどのさんの世界では、とてもステキなお話になります。2014/06/18
遠い日
6
たかどのさんらしい、のびのび自由な発想が楽しいお話。落とし物の得意な(!)もみちゃんと、その落とし物にまつわる抱腹絶倒のエピソード。もみの木たちの会話や秘密事がおもしろくて、それが明るいクリスマスストーリーにまで繋がっていく。みんな自分のものなのに、プレゼントをいただく感覚になるのは、やっぱりもみの木だからかなぁ。2014/05/23