出版社内容情報
昔々、山奥の村で、村人たちは山賊に苦しめられていた。米俵ほどもある大きな「とうがん(冬瓜)」の実から生まれたとうがん太郎は、困っている村人を助けるため、にんじゅつを使い、山賊を退治する。\(小学校低学年以上向)
内容説明
とうがんから生まれたとうがん太郎は、村人をたすけるため、にん術をつかい、悪い山ぞくに立ちむかっていきます。
著者等紹介
清水達也[シミズタツヤ]
1933年、静岡県に生まれる。静岡県子どもの本研究会会長。1994年、子ども本研究館「遊本館」を設立。平成6年度、野間読書推進賞受賞
篠崎三朗[シノザキミツオ]
1937年、福島県に生まれる。桑沢デザイン研究所卒業。現代童画ニコン賞・高橋五山絵画賞受賞。日本児童出版美術家連盟所属
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
11
楽しい創作昔話。冬瓜は大好物なので、読みながらしきりに食べたくなりました。しかも、やっぱり外せない餡かけがまんま出てくるので、頭から食べたい気持ちが離れない。冬瓜から生まれた冬瓜太郎が、山賊に痛めつけられ続けた村人を助ける物語。強くて賢く勇気ある太郎の活躍に胸が空く。2017/01/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
高齢者向けの選書をしていて見つけた本、タイトルに惹かれました。山賊にやられっぱなしの村人は、おじいさんの代まで忍者だった太平の家の神棚の小さな種を蒔くと冬瓜がなり、なかからとうがん太郎が出てきた。太郎は早速術を使って…。 ※外出自粛中の中メンバーと、いつもは選書しない分野に挑戦しように取り組んでます。私が高齢者向けに選書してみました。2020/05/06
みよちゃん
3
盗賊にやられっぱなしの村人。忍者の家系のうちにあった冬瓜の種。それを植えたら、大きい冬瓜。割ったら冬瓜たろう。冬瓜のあんかけが、武器。可笑しい、美味しそうな、あんかけ。2017/01/15
アクア
2
とうがんのあんかけで山賊を捕まえてたけど出来たてのあんかけはめっちゃ熱くやけどもしたんじゃなかろうかといらぬ心配をしてみたり。2012/06/11