出版社内容情報
もう、たまこをやかせてもらえなくなったフライパンのおじいさんは、そとのせかいに旅にでます。ジャングルでヒョウにあったり、草原でダチョウをおいかけたり、冒険がいっぱいのお話です。
全国学校図書館協議会選定図書、全国学校図書館協議会選定基本図書、厚生省中央児童審議会推薦図書
小学校低学年向
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
62
ほのぼの。堀内誠一さんの絵がとてもいい。たまごを焼くのが大好きな、ふらいぱんじいさん。ところがある日、新しい目玉焼きなべが買われて、もうたまごを焼くことが出来ません。じいさんはついに旅に出ます……。様々な動物たちと出会い、冒険を続けるふらいぱんじいさん。でも、少しずつ身体は弱っていきます。悲しい結末かと思いきや、とても優しく温かなラストでした。2023/04/29
chiaki
53
敬老の日も近いのでわが家で飾っている本のひとつから次女が手に取り、寝る前の読み聞かせ。次女にはまだまだ集中力がもたないんじゃないかなーと思っていましたが、なんのその!ふらいぱんじいさんと同じように喜んだり同情したり、最後まで楽しんで聞いていました。人生山あれば谷あり、うまくいかないことだってあるけど、出会いを大切に、しなやかな心でいればいつか未来は切り拓ける。ふらいぱんじいさんに込められたそんなメッセージを感じ、私も久しぶりに再読できてよかった。2021/09/13
しゅわ
51
【図書館】某所でみつけた“夏休みに親子で読みたいオススメ冒険絵本リスト”より。古くなってお役御免になったフライパンのおじいさんが旅に出て、ジャングルでヒョウにであったり、砂漠で迷子のラクダを笑わせたり、海で嵐にあったり…と冒険がいっぱいの一冊です。 それにしても…旅立ちを勧めてくれたのがアレだとは…その登場には ただただビックリしました。(涙)2014/07/29
とよぽん
49
奇想天外なふらいぱんじいさんの旅物語だった。神沢利子さんの発想の面白さと、堀内誠一さんの躍動感あふれる絵が絶妙にマッチしている。2022/07/19
ちえ
40
新しいフライパンが来て大好きな目玉焼きを焼けなくなってしまったフライパンじいさんが、新しい役割を求めて旅に出る。何とも壮大なお話といきいきした堀内さんの絵。実際にあるところでフライパンを見た神沢さん。後書きまで楽しいです。2023/02/04
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