シリーズ「現代批判の哲学」<br> 男権主義的セクシュアリティ―ポルノ・買売春擁護論批判

シリーズ「現代批判の哲学」
男権主義的セクシュアリティ―ポルノ・買売春擁護論批判

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250990489
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C3010

内容説明

ポルノ・買春の蔓延状況に鉄槌を!擁護論を展開する論客を徹底批判。

目次

第1章 男権制と男権主義的セクシュアリティ
第2章 ポルノ・買春と男権主義的セクシュアリティ
第3章 ポルノ擁護論の批判
第4章 ポルノ規制反対論の批判
第5章 買春擁護論の批判
第6章 売春擁護論・合法化論の批判

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひつまぶし

2
ポルノの機能は性欲の一時的解消などではなく、むしろ再生産であり、男権主義的セクシュアリティの助長であること、上野千鶴子がフーコーに依拠して〈性=人格〉と見なす近代批判の文脈で売春合法化を肯定する誤りを指摘するところなど無理なく読めた。しかし、ポルノの悪影響を受けずに育まれるセクシュアリティがどのようなものかは、アドルノに依拠してパーソナリティ論で枠組みを設定し、最後に「男女平等主義的セクシュアリティ」が理念的に示されるのみ。上野を批判する一方で、著者の方は〈性=人格〉の落とし穴にはまっているのではないか。2022/11/13

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