内容説明
日本人にとって「国際化」とは何か、国際化時代をいかに生きるか。外国人労働者問題・異文化理解など、「国際化」の諸相を、人文・社会科学の視点から学際的に論じる。
目次
第1章 国際化と〈コミュニケーション〉の思想
第2章 「国際化のなかの日本文化」論の陥穽
第3章 「国際化」と生涯教育・生涯学習
第4章 「国際化」と在日アジア人労働者観の歩み
第5章 近代日本における「国際化」の検証―日露戦争後日本人の「満州」進出と居留民社会論
第6章 見過ごされる世界の変動―ジャワ農村の過剰人口・貧困・家族
第7章 移民労働者の社会統合と「国民国家」―南仏マルセイユの経験から
第8章 「国際化」と租税―国際課税原則の再検討
第9章 「国際化」と国家という枠組み―外国人労働者問題を一素材に