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内容説明
ガストロノミーは贅沢な美食のことではない。欧米では「美味しい」を基準にしながらも、自然、文化、遺産、伝統など共同体の個性を反映するものとして捉えられている。そして地域社会を活性化させ、健康にし、幸福にする原動力として実践されている。地域の食文化を味わっていただくことこそ、これからの観光振興のカギだ。 【2024年度 観光学術学会「観光企画・作品賞」受賞】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
7
今では「食」を中心とした旅行が当然のこととしてあるが、実はこのムーブメントは21世紀になってから広まったものだ。その場所でしか味わえないもの、或いはユニークで記憶に残る飲食体験を楽しむ旅行をフードツーリズムと呼ぶ。本書におけるガストロノミーツーリズムとは、UNWTO(国連世界観光機関)の発声によるもので、フードの範疇を超え、文化、遺産、伝統等を反映させた観光体験を指す。前者が単純に楽しさ、美味しさを求めるのに対して、後者は伝統と地域性に根付いた文化としての食を対象とするものとして発展が期待されているという2023/11/15
かず
4
まずは近場で2023/09/24
takao
2
ふむ2024/06/16
みこよこ
0
前半はフードツーリズム、ガストロノミーツーリズムについて、歴史や世界的な現状を解説。後半は、国内の実例を紹介していて、自分の居住地の施設やお店が登場したりして、グッと身近に感じられた。コロナ前後で状況は変わっているかもしれないが、この本はコロナ後に出版された本。2024/11/02