モダニズムとポストモダニズム―戦後マルクス主義思想の軌跡

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モダニズムとポストモダニズム―戦後マルクス主義思想の軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784250880162
  • NDC分類 309.31
  • Cコード C3010

内容説明

モダニズム対ポストモダニズムという構図はどこまで有効か、マルクス主義は戦後思想のなかでどのような位置にあったか―1990年代を目前にした今日、現代の思想的テーマとして,スターリン主義、実存主義、市民主義、「ポスト・モダン」を取りあげ、斬新な視角から徹底的な解明する!

目次

スターリン主義の受容と克服(哲学におけるスターリン主義;スターリン主義哲学の受容;スターリン主義哲学の克服)
戦後日本における〈実存‐マルクス主義〉の展開(梅本克己における「唯物論的実存」の観念;竹内芳郎におけるサルトルに鼓吹された現象学的マルクス主義の試み;見田宗介における「内化Aneignung」の実存的地平)
階級と市民の現在(日本マルクス主義の2つの魂;日本におけるサンジカリズムの不在;「近代主義」の日本批判=近代批判)
ポストモダニズムと唯物論(中村雄二郎における魂のアナキズム;マルクス主義における「唯物論」と「理性」の位相;「理性」と「政治」―哲学史的断章;哲学的アナキズムと唯物論)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

uehara

1
清真人「戦後日本における<実存-マルクス主義>問題の展開」は実存主義とマルクス主義の「特権的」な関係磁場を、梅本克己、竹内芳郎、見田宗介をケースに論じていて、個人的には初期梅本の問題意識をつかみやすくなった。 後藤道夫「階級と市民の現在」では、労働社会の弱さから資本家の強く"近代の過剰"ともいえる企業社会との距離から(有名な『権威的秩序と国家』は同時期刊)、マルクス主義や市民ラディカリズムの関係、共闘可能性が述べられており、市民ラディカリズムとアナキズムの類縁性も指摘。日高六郎に興味わいた。2024/06/06

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