感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
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1945年の第二次大戦終結前後の状況をアジア各地の情勢に着目して、分析した本。日本の敗北は朝鮮や東南アジアでは「解放」、中国では「勝利」と受け止められているのは、日本人が見落としがちな事だが、原爆投下もリアルタイムでは「慶事」であり「因果応報」という捉えられ方をしていた。中国や朝鮮の事情は日本でも研究書が色々あるが、内モンゴルやウイグルの状況まで言及した本は珍しいだろう。新疆では1944年にソ連に支援された地元のウイグル人勢力が国民党政権に対して反乱を起こして、「東トルキスタン共和国」の建国宣言をしていた2025/05/24
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