内容説明
考古学の課題と可能性、そして未来への指針を提示。縄文時代研究の深化と課題、時期区分の問題を概観し、大きく変動する自然環境のなかで展開する各地域の諸相、周辺地域との交流関係を中心に縄文文化の多様性を描写する。
目次
序論(縄文文化の展開と地域性;縄文時代研究史)
第1章 年代と環境(縄文時代の年代と陸域の生態系史;沿岸部の環境変化―低地に記録されている縄文海進)
第2章 時代の特徴(縄文時代のはじまり(草創期)―そのアポリア
縄文文化の高揚(前・中期) ほか)
第3章 地域の様相(北海道;東北 ほか)
第4章 隣接地域の様相と交流(サハリン・千島列島;東シベリア ほか)
著者等紹介
今村啓爾[イマムラケイジ]
1946年生まれ。東京大学名誉教授・帝京大学文学部教授
泉拓良[イズミタクラ]
1948年生まれ。京都大学大学院総合生存学館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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