内容説明
宇宙がエイリアンだらけならみんなどこにいるの?20世紀を代表する物理学者フェルミが提出したこのパラドックスを解決するために、宇宙論、物理学、生物学、数学、確率論から社会学、SF的想像力までを総動員し、宇宙と生命の謎へと挑む極上のサイエンス・エンタテイメント。
目次
1 みんなどこにいる?
2 フェルミとそのパラドックス
3 実は来ている
4 存在するがまだ連絡がない
5 存在しない
6 結論
著者等紹介
ウェッブ,スティーヴン[ウェッブ,スティーヴン][Webb,Stephen]
イギリスのオープン・ユニバーシティの物理学者
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
名古屋工業大学助教授を経て翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
46
宇宙それは・・と始まるドラマも在りました。宇宙戦艦ヤマトやガンダムシリーズを当たり前に観ました。でも振り返ってみるとたった20年前には携帯電話もパソコンも、僅かな人しか必要では有りませんでした。現在の科学技術は、何十年も前から当たり前にあったのではない事を忘れていました。宇宙に文明の形を見つけられない事から、地球の様な星はたいへん特別な環境の星であると説明してます。この本は、地球以外に生命がいないと言っているのではなく、結論を知りたい人には不満ですが、疑問点を検証していく事の楽しみを語っていると思います。2014/09/22
テツ
23
「果てしなく広大なこの宇宙にはおそらく我々の地球以外の星に生きる知的生命体も存在するだろうに、何故我々は彼らと接触していないのか」という疑問に対するフェルミのパラドックス。その理由について様々な立ち位置から検証している一冊。この手のお話は大好きだけれど専門的な知識が皆無なぼくには難解な部分もありましたが楽しく読めました。きっと宇宙にはそれなりの種類の知的生命体が存在するのだろうけれど、広大すぎるためにそれぞれがコンタクトを取ることはない。みんな種として孤独なままに自らの星だけで絶えていくしかないんだな。2020/09/01
haruka
17
何故宇宙人に会えないんだろうと、博識な人が不思議に思って検討までするんだと驚いた。光速以下でしか移動できないのだから会えなくて当然だと思ってた。光速移動して船内で果てなく何世代も経てまでして他の知的生命を探すわけないし、探したとしても広すぎて会えないはずだと思ってた。でも夢のある話は楽しかった。いるとしたらどのくらいの割合でいるのか、天の川銀河や近所のアンドロメダにはどのくらいいるのか、気になる。死ぬまでに知りたいけど無理かな、2017/03/12
魚京童!
15
ジョディ・フォスターすごい好き。2018/01/05
中嶋YN
9
副題にある「フェルミのパラドックス」とは、この広い宇宙に人類以外の知的生命体がいてもよさそうなのに、いるように見えないという矛盾のことである。 著者は、この疑問について50の仮説(理由)を紹介している。①実は来ている②存在するがまだ連絡がない③存在しない、の3つに分けて解説する。 それぞれの説について物理学、天文学、宇宙科学、地学、生物学、トンデモ説等の知見を使ってアプローチするのだが、若干冗長の感は否めない(難しくて読み飛ばしたくなることしばしば)。2024/11/12
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