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マルクス主義という経験―1930‐40年代日本の歴史学

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  • サイズ A5判/ページ数 376p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784250208089
  • NDC分類 210.01
  • Cコード C3021

内容説明

マルクス主義が日本の歴史叙述にもたらしたものとは。1930‐40年代にさかのぼり、ナショナル・ヒストリーを超え出た可能性を探る。新たなる歴史研究の第一歩。

目次

戦後歴史学の起源とその忘却―歴史のポイエーシスをめぐって
1 国体の起源とマルクス主義歴史学(転機としての『日本歴史教程』―早川二郎のアジア的共同体論;歴史過程としての先史―マルクス主義歴史学と考古学的文化史;植民地期朝鮮におけるマルクス主義史学―白南雲『朝鮮社会経済史』を中心に)
2 マルクス主義と宗教・文化論(マルクス主義と宗教起源論―『中外日報』の座談会を中心に;マルクス主義と日本思想史研究―『歴史科学』『唯物論研究』を中心に)
3 文化論的マルクス主義と歴史意識(歴史のアレゴリ化―マルクス主義、羽仁五郎、そして現在からの要請;否定性と歴史主義の時間―一九三〇年代の実践哲学とアジア・太平洋戦争期の家永・丸山思想史;暗い時代に―石母田正『中世的世界の形成』と戦後日本の歴史学 ほか)

著者等紹介

磯前順一[イソマエジュンイチ]
国際日本文化研究センター准教授。東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史専攻博士課程中退

ハルトゥーニアン,ハリー・D.[ハルトゥーニアン,ハリーD.]
ニューヨーク大学教授。ミシガン大学Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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