平等主義が福祉をすくう―脱“自己責任=格差社会”の理論

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  • サイズ A5判/ページ数 251p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784250205354
  • NDC分類 369
  • Cコード C3010

内容説明

強靭な思考が“不平等”を撃つ福祉国家日本への現代的模索。新自由主義による福祉・社会保障の切り捨て、若者だけでなく広がる階層格差…。日本の現状をリアルに把握し、社会・思想の根本的な転換をめざす。

目次

第1章 リアルな不平等と幻想の自由―新自由主義「社会開発」の特質と帰結(不平等の語られ方;「市場化」による社会の関係資源ストックの再編 ほか)
第2章 最低生活保障と労働市場(ワーキング・プアの急増;現行の最低生活保障体制の特質―最低賃金制と生活保護制度を中心に ほか)
第3章 「生活形式」の思想史―デンマーク社会研究への序論(福祉国家の文化的次元;民衆啓蒙主義―「生活」哲学の起源 ほか)
第4章 福祉国家をめぐるイデオロギー的対抗の基相(反福祉国家論のイデオロギー的基礎;自己決定概念の意義と問題性 ほか)
第5章 「反私的所有(権)論」序説―マルクス思想からみた社会福祉基礎構造改革「改悪」と新自由主義(「反私的所有(権)論」の位置
種々の疑義がある私的所有(権) ほか)

著者等紹介

竹内章郎[タケウチアキロウ]
1954年生まれ。岐阜大学教授

中西新太郎[ナカニシシンタロウ]
1948年生まれ。横浜市立大学教授

後藤道夫[ゴトウミチオ]
1947年生まれ。都留文科大学教授

小池直人[コイケナオト]
1956年生まれ。名古屋大学助教授

吉崎祥司[ヨシザキショウジ]
1945年生まれ。北海道教育大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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