目次
第1部 九条改憲論VS護憲論
第2部 解釈改憲・国民投票をめぐって
第3部 アフターシンポ(国民投票=国民の選択で九条問題に決着を(今井一)
解釈改憲は最悪か?(渡辺治)
自衛権・自衛軍を持ってこそ自立した国家(小林節)
戦争のない世界へ―憲法九条は人類の希望(伊藤真)
国際貢献国家を目指す憲法へ(畑山敏夫))
著者等紹介
伊藤真[イトウマコト]
1958年生まれ。(株)法学館館長、法律資格・公務員・法科大学院の伊藤塾塾長。受験指導のかたわら憲法の理念を遍く広めるため全国で講演を展開
小林節[コバヤシセツ]
1949年生まれ。慶応義塾大学教授。法学博士・弁護士。学校法人郁文館学園副理事長。元・ハーバード大学研究員、元・北京大学招聘教授
畑山敏夫[ハタヤマトシオ]
1953年生まれ。佐賀大学教授。専門はフランス現代政治。新右翼政党「国民戦線」や緑の党の研究に取り組んできた
渡辺治[ワタナベオサム]
1947年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。東京大学卒業後、同大社会科学研究所助手、助教授、90年より現職
今井一[イマイハジメ]
1954年生まれ。ジャーナリスト、「住民投票立法フォーラム」事務局長。『チェシチ!―うねるポーランドへ』(朝日新聞社、1990年)で、ノンフィクション朝日ジャーナル大賞受賞
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感想・レビュー
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金吾
23
考えが異なる人たちが自分の主張を伝え合うのは良いことだと思いますし、自分と違う考えを読むのは参考になります。ただ議論はなかなか噛み合わないなあとも思いました。2024/10/05
sodium hydride
0
8年前の本。自民党の改正案が出る前。国民投票法ができる前。◆護憲派も改憲派も、それぞれの立場で筋を通そうとしているのがわかる。◆それにしても、「憲法論議」ってなかなか深化しない。◆石原さんなんか「無効・破棄」とか、再び言い始めているし。「効力論をいまさら。」という気がするが、そういう説も盛り返し始めているのだろうか。神学論争に戻るのか?2012/07/09