内容説明
新たな高揚が意味するものは何なのか?グローバル化が進むなかで、強まる国家・民族への凝集力。その動きの底流を読み解く。
目次
特集 現在のナショナリズム―哲学的な解読(現在のナショナリズム―特集にあたって;インタビュー:“癒しの島”幻想とナショナリズム―戦争・占領・基地・文化;ステイト・ネイション・ナショナリズムの関係―一つの理論的整理 ほか)
レヴュー・エッセイ(最近のナショナリスト文献;現代ナショナリズムの「心情」と論理―小熊英二『“民生”と“愛国”―戦後日本のナショナリズムと公共性』を読んで)
研究論文(初期マルクスの「自己活動」概念;現代唯物論の認識論的枠組み―構成説に立つ投射説(志向説)について
ソーシャルエコロジーの射程―「環境的正義」をめぐって ほか)
特別寄稿 「自然における人間の位置」再考の序説―道具と個体性