内容説明
臓器や遺伝子情報、知的財産、また環境問題など、“私”的所有の枠を揺さぶる新たな問題を軸に幅広く考察。
目次
特集 所有をめぐる“私”と“公共”(所有をめぐる“私”と“公共”―特集にあたって;友愛の共同体と知的所有権をめぐって―現代所有権論序説;自然エネルギー生産手段の住民所有―デンマークとドイツの風力発電を中心に;所有・労働・人格―ヒュームの社会的世界と人間;臓器はだれの「もの」か ほか)
小特集 唯物論とニヒリズム(ニーチェ断想―「唯物論とニヒリズム」問題への一つの接近迂路として;革命的個人主義と六八年のマルクーゼ―唯物論的ニヒリズムの社会的講想力;唯物論と価値ニヒリズム―ノモス批判と宇宙論からの接近)〔ほか〕