沖縄戦―国土が戦場になったとき (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250201394
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0021

内容説明

住民を巻き込む非情な戦闘へと至った過程と、戦場での諸相を描き出し、今なお基地による苦痛を強いられる沖縄を見つめる格好の入門書。

目次

はじめに―他府県人にとっての沖縄戦
1 沖縄戦への道(近代日本のなかの沖縄;アジア太平洋戦争;沖縄戦へのあゆみ;せまりくる戦争)
2 沖縄戦の経過(米軍の上陸;激しい攻防戦;日本軍の敗北;米軍と住民)
3 沖縄戦の諸相(離島における沖縄戦;学徒隊と防衛隊;日本軍の住民殺害と集団自決;秘密戦と「スパイ」対策;朝鮮人軍夫と慰安婦)
おわりに―沖縄戦とはなんだったのか

著者等紹介

藤原彰[フジワラアキラ]
1922年東京に生まれる。一橋大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホンドテン

0
図書館で。HRの予習というか補足的。沖縄戦の作戦立案過程から日本軍全滅による収束までの過程を、両軍から俯瞰的に解説し、その過程で沖縄県民の被った損害全貌を感傷的にならず展開する。まずスパイ嫌疑が横行した軍の県民への不信感の一端が移民経験者が多い沖縄特有の就業形態にあるという指摘には腑に落ちた。また、直接戦火に晒されなかったにも関わらず離島での無茶な疎開による犠牲の発生は、地獄の黙示録を思い出させるような新知見。米軍下で保護県民を施設整備に駆り出した事案を国際法無視と批判しているのはおもしろい。2017/07/02

かぷかぷ

0
この一冊が、沖縄戦の全てではないけれど…言葉もない…。愚かな事だ。2012/03/20

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