出版社内容情報
フィレンツェの仲間、アンジェロにダーチャが大活躍!そしてローマからやってきた少女がアルテの運命に大きく動かしていく―!?依頼された肖像画の仕事とひとつひとつ大切に向き合う日々に充足を覚えるアルテ。
そんな矢先、街の大物からの依頼が舞い込んでくる。
その内容は、ローマからやってきたとある客人をもてなすことだった。
与えられた好機を前にアルテはどう決断するのか。
培ってきた経験と強さで道を切り拓くことは出来るのか―――。
大久保圭[オオクボケイ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっちー
22
フィレンツェに帰還したアルテ。マイペースに仕事をこなし、徐々に評判をあげていく。今回、恒星のようなアルテの周りにもスポットが当たったのが良かった。アンジェロとダーチャ。この2人、いいなぁ。眩い光を放たなくても、その場所でささやかだけれど一生懸命頑張る姿が素敵だった。そして、アルテの元には枢機卿からの依頼が舞い込む。またまた一筋縄ではいかなさそう。2018/08/31
あまね
20
妹本。アルテ自身の仕事は順調そう。その分、アンジェロやダーチャなど周りの人間が描かれている。「友が我より偉く見える日は…」という感じでしょうか。でもそこで腐らさず前を向く強さは、さすがアルテの友人。そしてやはりこの時代の女性たちの置かれた立場には色々考えさせらる。生まれや財力ですべてが決まってしまう中、自分で自分で仕事を決めてやりとげることは希有だったのね。後半に出てきた「イレーネ」嬢がまたひと波乱起こしそう。『スペインの狂女王』を思わずググってしまったよ(^^)2018/08/17
さゆき
16
明るくて人一倍努力家なアルテ。でもそれだけじゃない生まれ・天性の才能や人懐っこさも持って輝いている。頑張っても思い通りに進まないダーチャとアンジェロが、そんなアルテと自分は違うのだと分かっても決して嫉妬することなく、自分も頑張ろうと前向きになれる姿が素晴らしい。どうにもならない思いと彼らの強さが胸を打ちました。アンジェロの姉の話は悲しい。自分は傷つけられた方なのに、みっともないという理由で修道院に行くことになる。最後は自分で決断したとはいえ…。この時代の女性の生きづらさがやりきれないです。2024/10/13
ako
14
イレーネに探りを入れる為に女性同士であるアルテに肖像画を書くよう依頼したシルヴィオ卿。画家としてのアルテには全く期待してないところがムカつくけどアルテはこんな機会でさえも利用し見返すつもりなのが強かでイイ。イレーネとは良い友人になれるんじゃないだろうか?2018/08/24
梅みかん
11
努力したからといって誰もが輝けるわけではない。だけど、それが努力を止める理由にもならない。 アルテの心の成長を実感。この仕事が何度目かの分岐点。2021/12/21




