感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
35
表紙の絵が知的になってきた(^^♪。長州、土佐、薩摩の維新に加担した若者達は、政をば知らずに言われるままに天誅という名の元に殺戮を繰り返してきた。そう思うと以蔵がとても可哀想。人切りと呼ばれる為に生まれたのではない。他の本でも以蔵は人を切るが結構優しい漢として登場していた。生半可な悪知恵で新撰組をかき回す新見もワルだが、武市半平太よ、私は一体何を見てきたのだろう。漫画の世界でこれだけ悪役に描かれるなんて・・。浅田次郎さんの壬生義士伝もう一度読み直さなくては2016/08/28
Die-Go
23
電子無料版。ヤンキー新選組。江戸で無二の親友となった岡田以蔵との哀しき邂逅。しかし、それを取り返すがごとく歳三と以蔵は火花を散らす。★★★★☆2022/09/07
かわうそまん
11
以蔵の回。人を斬ることが嫌いな以蔵と人斬りとしての以蔵。純粋な剣士が人斬りになり果てるには十分に悲しい過去がありました。往々にして悲劇的に描かれる作品が多い中、本作では歳三という友とに巡り合えたことで少しは救われた気がします。最後に描かれた以蔵の透き通るような笑顔に救われました。歳三は鬼の副長への道を少しずつ歩んでいってますね。2016/11/21
D4C
8
岡田以蔵、最強の人斬りと悪名高い人物だけど、この作品で描かれている以蔵も魅力的。この時代に生きた人物の中でも、個人的に興味のある人物の一人である岡田以蔵。この作品では、本当は人を斬りたくなくて、人を人形と思いこむことで、惨殺を繰り広げていたという設定だけど、本当はどのような人物だったんだろうか。武市半平太との関係性も、もっと踏み込んでいずれ調べてみたい。2017/09/15
さいちゃん
7
購入本。岡田以蔵と、土方歳三の関係に涙。そして歳三の子供の頃の話もあり、ますます面白くなってきました。「武士とは、己が守るべき人間の為に、死ぬる漢」に、すごく泣けました。2016/12/30