出版社内容情報
世界的ベストセラー『小説「聖書」』の3部作、ここに完結! パウロは、皇帝ネロが支配するローマの地にたどりつくが……。
内容説明
新約聖書「パウロの手紙」がやさしく読みとける。世界的ベストセラー・シリーズ『小説「聖書」』三部作ここに完結!感動!イエスの教えを広める使徒パウロの奇跡のドラマ。
著者等紹介
ワンゲリン,ウォルター[ワンゲリン,ウォルター] [Wangerin,Walter]
神学者、文学者、物語作家。これまでに子供むけの本、詩、短編小説、神学の本などを手がけ、その数は20冊以上にのぼる。初めての小説『The Book of the Dun Cow』は全米図書賞を受賞し、ニューヨークタイムズのブック・オブ・ザ・イヤーにも選ばれている
仲村明子[ナカムラアキコ]
東洋英和女学院短期大学英文科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shimashimaon
6
佐藤優・解説『新約聖書』を読んだ際も、「福音書」は面白いと思いましたが、「使徒言行録」と「書簡集」の世界にはなかなか入っていけませんでした。創世記で神はアダムの肋骨からイブを作ったのだから女性は男性に従うものだといった記述に馴染めませんでした。ここで重要なのは原罪であって、全知全能の神の意思をそういうものだと信じるだけなのだとは思います。本書は登場人物が1人称で語ってくれるので、パウロたちと同じ世界を見ているような気になることができました。セネカの手紙。その死を語るプリスカ。終始彼女の存在が印象的でした。2022/12/26
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