出版社内容情報
史記は「激動を生き抜く知恵」の集大成__戦国七雄の対立抗争?秦の天下統一へと到る大変革期。冷酷に貫徹された適者生存の法則わかりやすい訳文で歴史の流れをつかみながら人物に親しめ、原文・読み下し文の照合が簡単。ポケットに入る『史記』の決定版。秦・楚・燕・斉・趙・韓・魏―戦国の7強が展開するサバイバルゲーム。体制刷新に心くだく君主や舌先三寸に命を賭ける説客たち。君主をもしのがんばかりの戦国四公子、孟嘗君・平原君・信陵君・春申君。合従連衡により、必死に生き残りを策す戦国の七雄。それぞれに多彩な“食客”を抱え、虚々実々の駆け引きを繰り広げる。
司馬遷[シバセン]
奥平卓[オクダイラタカシ]
久米旺生[クメサカオ]
内容説明
弱肉強食の戦国時代から中央集権化への道筋。大物政治家を輩出する“食客”の登場。
目次
1 体制を変えるもの(魏の台頭―文侯と西門豹、李克、呉起;秦の改革―孝公と商鞅;合従連衡 その一―蘇秦;合従連衡 その二―張儀;胡服騎射―武霊王;試行錯誤―王〓(カイ)、昭王、楽毅)
2 食客の時代(鶏鳴狗盗―孟嘗君と食客;刎頚の交わり―廉頗と藺相如;秦に王なし―范雎;長平の戦い―白起と趙括;自分を売り込んだ男―平原君と食客;公子の友情―信陵君)
3 滅亡を彩る人びと(火牛の計―田単、王建;臆病将軍―李牧;女人奸計―春申君と李姫;壮士還らず―〓(ケイ)軻)