出版社内容情報
史記は「激動を生き抜く知恵」の集大成。治乱興亡において多士済々の英傑たちが見せた生き様に、現代人はなにを学ぶか!?伝説の霧の中で混沌たる大地に秩序をもたらした理想の王たち。その偉業を受け継ぐも非道な支配で国を滅ぼす子孫。太古からの殷周を経て春秋末期にいたる躍動の世界。聖王伝説の時代から殷・周を経て、春秋末期を復讐劇で彩った呉越の死闘まで。徳治の黄帝に暴君紂。周草創期の文王と太公望。斉の桓公、秦の繆公。宋の襄公、晋の文公、楚の荘王ら春秋五覇。その他、会稽の恥を雪ぐ句践、伍子胥・范蠡ら多士済々。
司馬遷[シバセン]
市川宏[イチカワヒロシ]
杉本達夫[スギモトタツオ]
目次
1 聖王伝説の時代(文明の曙光―黄帝の登場;秩序ある世界―堯の治世 ほか)
2 周の盛衰(興るもの、滅びるもの―殷周の交代;儀式の効用―周王朝の成立 ほか)
3 春秋五覇(覇者を生む土壌―斉の桓公;治者の器量―秦の繆公 ほか)
4 呉越の抗争(闔廬と伍子胥;句践と夫差)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おの
2
図書館本。本当に好き。ロマン。この史記は解説が良いし分かりやすくて読みやすい。「天道、是か否か」。生き恥を晒しながらも、使命を全うした司馬遷は本当に偉い。よくぞこんなに素晴らしい文を残してくれた。感謝感謝。2020/07/09
ふみりな
1
中学生依頼、約50年振りに史記を読んだ。中国古代史は好きだがやはり史記の記述は面白い。2024/05/11
ストック
1
原文、読み下し文、翻訳が区切りごとに書かれていて、とても読みやすい史記。学生時代に漢文の授業で学習した、伍子胥、越王句践、呉王夫差、范蠡らの話がまた読みたいときにもってこいの一冊。日暮れて途遠し等の印象的な語の並びが甦ってきます。2017/04/01
Tetsuya Suzuki
0
やばい。面白すぎる。どこまで他の本と一緒に読めるかな。笑笑2022/06/08
お茶
0
やっぱり呉越が熱い。2018/02/03