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5次元文庫marginal
脳とサムシンググレート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 403p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784199060717
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0147

内容説明

あの頃はまだ無名だった―若き日の茂木健一郎、竹内薫が、知の巨匠である養老孟司、村上和雄に挑んだ記念碑的作品!地球生命35億年のタイムカプセル“DNA”のヴィジョンさえ乗り超えて、人類の脳はどこまで進化し続けるのか!?その脳を駆り立てるもの―DNAの暗号を書いた“サムシンググレート”とは?!生命の究極の目標を見据えた、かつてなきサイエンス・トーク。

目次

第1部 ミレニアム・サイエンス―人間とは何か(サムシンググレート―遺伝子を超える存在について(村上和雄)
ミレニアム・サイエンス―クオリアは心の暗号を解く(茂木健一郎) ほか)
第2部 ナイトサイエンスの世界へようこそ 本当の「私」をつかまえる未来への旅(村上和雄)(ゲノムの「働き」の方はほとんどわかっていない;生と死がワンセットでプログラムされているということ ほか)
第3部 科学+哲学+文学 脳のクオリアと志向性ですべてが語れるじゃないか(五感の科学としてのクオリア;宇多田ヒカルに絶対音感は邪魔? ほか)
第4部 多様性のサイエンス―脳+自然+都市の論理(養老孟司)(ニュートン的因果関係から統計的因果関係へ;ダーウィンとメンデルの仕事は意外にも理解されていない ほか)

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
東京大学名誉教授。東京大学医学部卒。同大学院基礎医学解剖学専攻博士課程修了。医学博士。東京大学、北里大学の教授を歴任し、現在は日本ニュース時事能力検定協会名誉会長、政府関係機関の役員などを務めるほか、執筆を中心に活動を行っている。1989年に『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー文芸賞を受賞、2003年に出版した『バカの壁』(新潮社)は同年のベストセラー第1位となり、新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞も受賞している

村上和雄[ムラカミカズオ]
筑波大学名誉教授。京都大学農学部農芸化学科卒、同大学院農芸化学専攻博士課程修了。農学博士。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、米国バンダービルト大学医学部などを経て、78年より筑波大学応用生物化学系教授。99年に退官。83年に高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功、世界的な注目を集める

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員、東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒。同大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。脳科学者。「クオリア」をキーワードに脳と心の関係についての研究を行い、脳と神経に関する一般向けの解説書を多く執筆している。また、NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』でパーソナリティをつとめるほか、ひらめきや気づきの瞬間に「あっ!」と感じる「アハ体験」をテレビ、雑誌などで紹介し、マスメディアで活躍している

竹内薫[タケウチカオル]
科学作家。東京大学教養学部教養学科、理学部物理学科卒。マギル大学大学院高エネルギー物理学専攻博士課程修了。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

6
サイエンスライターの竹内氏が取り纏め役、「サムシンググレート」の村上氏、「唯脳論」の養老氏、「クオリア」の茂木氏が集い、各々専門の立場から偽善でなく本音で語った対談集と、後日、竹内氏が各々3者に個別で行ったインタビューの記録。話題は、脳と心と遺伝と宗教について。特に、養老氏へのインタビュー(多様性のサイエンスー脳+自然+都市の論理)が興味を惹いた。切れ味鋭い養老節炸裂!久し振りに養老氏の著書が読んでみたくなった。また、竹内氏著書(「99.9%は仮説」)も再読したくなった(読メには未アップ)。2011/12/21

takakomama

5
養老孟司さん、村上和雄さん、茂木健一郎さんが語ったシンポジウムと、司会の竹内さんが、後日3氏に個別インタビューした記録。それぞれの立場で、三者三様の視点と考え方でした。科学者の村上和雄さんが、現代科学・現代医学では理解できないサムシンググレートを感じていることが興味深いです。茂木さんのクオリアの話は抽象的、養老さんの話は生活に密着してて具体的でわかりやすいです。2022/02/05

bittersweet symphony

1
徳間書店の疑似科学/トンデモ本専門シリーズ5次元文庫から「マージナル」と名づけてファイン・サイエンス寄りのサブシリーズが始まりました。この逆説感を故意にやっているとしたら大したものですね(天然でやっているとしたらもっとすごいですが)。原著は00年発売、前年99年に開催された竹内薫(1960-)さん司会による村上和雄(1936-)、茂木健一郎(1962-)、養老孟司(1937-)三氏を招いてのシンポジウムに、三氏それぞれへの竹内さんによるインタビューを添付した形の本です。2009/12/12

むちれお

1
茂木さん、養老さん、村上さん三者三様で面白かった。クオリアという概念はなかなか難しいね。2017/03/04

hiramee

0
後半どんどん面白くなって夢中で読んだ。2010/01/05

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