- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 徳間デュアル文庫
内容説明
ロイエンタール元帥、皇帝ラインハルトに叛す―その報せは、銀河帝国に戦慄をもたらした。ヤン・ウェンリー暗殺の黒幕である地球教団大主教ド・ヴィリエが張りめぐらした陰謀の網は、ついに帝国中枢をも捕らえたのだ。皇帝に力及ばぬことを知りつつも、自らの矜持のもと、あえて誤解を解かぬままに反逆者となることを決意したロイエンタール。そんな親友の心中を察し、潔白を主張するミッターマイヤーに、反乱鎮圧の勅命が下る。さまざまな思いが交錯する中、新領土を揺るがす「帝国の双璧」の対決が、ついに幕を開ける。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に…」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浮草
5
主力もみんな若いけどどんどん減っていく。それを補うかのように次世代が生まれていく。ロイエンタール、ラインハルトの次代、ユリアンとの差が将来なにかに出てくるのか。2022/02/26
london3
4
マインカイザー は もう 聞けない・・・2011/01/21
東森久利斗
3
理想は現実の屍体から養分をとる食屍の花である。ひとつの理想は、一個軍団の吸血鬼軍団よりも大量の血を必要とする。その理想に賛成する者と反対する者と、双方の血を。自己の尊厳、自己アイデンティティよりも尊い生命、平和、未来、…を踏みにじる。理想と大義名分のため、戦い続けるしかできない人間の悲しい業、負の遺伝子。理想の前では盲目となる、戦中の大日本帝国やナチスに通じる美学、空恐ろしい。ゲームの中だけにしてほしい。まだまだ遠い平和な未来。2025/01/21
コン
3
さよなら、ロイエンタール。2012/03/21
小夜
3
ちょっとこの日に合わせて。今更双璧について言うことは何もない。だから違うことでも。ビッテンフェルトに毎回笑わされる巻でした。大将以下はまだ知らないキャラ多いなぁ。2011/12/16
-
- 電子書籍
- 家庭という病巣 新潮新書