出版社内容情報
女ねぶた師が彩る日本一の熱い夜!
ねぶた師の兄が倒れたと聞き、紗栄子は急遽青森へ帰郷した。だがそこで見たのは、ねぶたに取り憑かれ、製作のために寿命を縮めようとしている兄だった。なぜそこまで――。兄を手伝う紗栄子だったが、いつしかねぶたに魅了されていて、女ねぶた師となることを決意。だが、資金や協力者、地元のしがらみが紗栄子の心を砕く……。日本で一番暑い日、一瞬の輝きを女ねぶた師が夜空に放つ。
歴史を紡ぐ稀代の小説家が日本一の夜を活写する!
内容説明
ねぶた師の兄が倒れたと聞き、紗栄子は急遽青森へ帰郷した。だがそこで見たのは、ねぶたに取り憑かれ、製作のために寿命を縮めようとしている兄だった。なぜそこまで―。兄を手伝う紗栄子だったが、次第にねぶたに魅了されて、女ねぶた師となることを決意。だが、資金難や協力者不足、地元のしがらみが障壁となり…。祭り当日、紗栄子は一瞬の輝きを夜空に放つことができるのか!?
著者等紹介
伊東潤[イトウジュン]
1960年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞と第1回高校生直木賞、『峠越え』で第20回中山義秀文学賞、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で本屋が選ぶ時代小説大賞2011を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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