出版社内容情報
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「ビストロ・パ・マル」シリーズ
『ホテルピーベリー』で大注目著者が挑んだ
初の警察小説シリーズ!【待望の新装版】
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新米ヘタレ刑事
×
お荷物ツンデレ刑事
警察小説に最高のバディ登場!
夢だった刑事課に配属。
しかし、初現場でミスをしてしまった
新米刑事の會川圭司は、
捜査班を異動させられる。
そこで待っていたのは、
変わり者と噂される女性刑事、
黒岩だった。
クールで勝気、指導は厳しいが、
実は意外な一面も――。
會川は、そんな黒岩と
殺人事件に挑むことになった。
夫が殺され、妻が失踪。
行方を追ううち明らかになる妻の事情とは。
著者初となる警察小説シリーズ!
内容説明
夢だった刑事課に配属。しかし、初現場でミスをしてしまった新米刑事の會川圭司は、捜査班を異動させられる。そこで待っていたのは、変わり者と噂される女性刑事、黒岩だった。クールで勝気、指導は厳しいが、実は意外な一面も―。會川は、そんな黒岩と殺人事件に挑むことになった。夫が殺され、妻が失踪。行方を追ううち明らかになる妻の事情とは。著者初となる警察小説シリーズ!
著者等紹介
近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年大阪府生まれ。1993年に『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
72
〈南方署強行犯係〉シリーズ1作目。2003年トクマ・ノベルズ作品の新装版。配属早々にミスをした新米刑事の會川圭司と、変わり者とレッテルを貼られている女性刑事黒岩のバディもの。おっとりした捜査やDVへの対処は20年前の作品だからかな、少々違和感を持った。だがキャラクターがはっきりしていて、ひねったところがなくとても読みやすい。圭司の兄と愛猫が癒し。創作の寓話が挟み込まれていてこれが事件とどうつながるのか、それも面白かった。それにしてもDVは治らないものなのか、悲しい結末。2024/04/12
ぶんぶん
29
【図書館】近藤史恵、初の警察小説という事で借りて来た。 流石は近藤女史、DVに鋭く切り込んだいわゆる警察小説と一線を画く作品でした。 このコンビと取り巻く世界、兄とか母親とかが面白い関係で、続刊も読んでみようと考える。 黒岩刑事と會川刑事のコンビの在り方を続けて観ようと思う。 事件と人情、ミステリーを併せ持った傑作である。2024/10/04
くろにゃんこ
28
刑事ものでしたが、間に挟まれている寓話がどう関わるのか不思議でした。真相が気になり一気読みだったけど、わりと大人しめに感じたのはキャラの際立ちがないのかなぁ…。DVというものの根深さ、怖いです(-_-;)2024/10/13
えつ
13
ずっと気になっていた作品。新装版が出るとのことで、ようやく手に取れました!やっぱり近藤さんの作品は読みやすくて大好き。こちらの作品はいきなり寓話から始まって、これがどう物語と関係していくのかな?と思ったら、なるほど。そういうことか〜ってなった。DVの被害者と加害者、何だかやるせない気持ちになった。犯人のこともね…これは庇いたくなるかもしれない。この2人は家族だったと思う。なんかちょっと救いがないような感じ。 でも、主人公の圭司と相方の黒岩、さらには圭司の兄の宗司とねこの太郎(♀)がどうなるのか気になるね。2024/04/17
Nobuko
11
シリーズになっているのかな?圭司と宗司兄弟のやりとりが面白い。2024/04/20